「絶滅危惧種展覧会…こんなのやってたんだ」

学校のない休みにふらふらと近所を散歩していると多くの人が集まっている場所を通りがかった。随分と賑わうそこでは私が今言ったとおり、絶滅危惧種の展覧会が行われている。

まあ、でも私には関係ないかな。

興味もない私はそのままそこを過ぎ去ろうとした。
その時。

「きゃっ」

すごい地響きとともに地面が揺れ出す。そして強い光が私を包んだ。
その強い光の中私が見たのは小さなリス。

何故こんなところにリスが…?

リスは驚く私の方にリスが歩み寄ってくる。そしてそのまま私の胸の方に飛び込んで私と交わるかのようにして消えてしまった。

その瞬間。
ぐらりと視界がゆがんで、私の意識はなくなった。

目を覚ましたのはそれからすぐだった。
はっとして立ち上がるが特に異常は見当たらない。さっきリスが入ってきた胸に手を当てて見ても何も無かったし、周りにも変化は見られなかった。

夢だったのか。
それより倒れるなんで自分でも気づかないほど疲れていたのかな。明日のためにも早く帰って寝よう。
そう思って私は家へと帰るために来た道を戻って行った。

20131226
修正
20180217

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