☆歌はそっちのけで


※少し注意



「レン!がくぽ!速報だよー」

「どうした、カイト殿」


カイトが楽しそうにこっちへ駆け寄ってくる。
がくさんが訳を聞くと、マスターから新しい曲の楽譜を渡されたとか。


「イミテーションブラック?」

「うん。で、俺が報告したかったのはこっち」


もう1つ渡された物とは衣装のことだった。
黒を基調とした、フリルが沢山使われたスカート…

「…って、俺はスカート!?」

「うん、レン専用だよ」



カイトとがくさんはかっこいい衣装なのに…なんで俺だけ?


「…着てくれない?レン」

「う…わ、わかったよ着るよ…」


承諾を得たカイトはこれでもかってくらい喜んでいた。

そんなに…嬉しかったんだ。


「では、早速着替えるか」


がくさんは更衣室へ向かった。


カイトは一向にその場から動こうとしない。
…なんだろう、すごく笑顔が怖いんだけど。


「カイト…?」

「ねえ、俺が着替えさせてあげる」

「…はあ!?何言って…」



真剣な表情で迫ってくるカイト。

逃げられない…。











「ちょっ…くすぐったい…あっ」


「可愛い、やっぱり着替えっていいな」


調子に乗ってる…?


下着まで脱がされて、カイトの指が肌に触れる。


うわ…危険だよ、この雰囲気…



「あの…カイト…寒い」


羞恥でおかしくなりそうだよ…早くスカートでもいいから何か纏わせて。


「うん、この衣装着たレンを犯したいし」



…………?

………。

…………!!?


カイト危険だよ!!
やっぱりダメだ!
すぐ着替えてがくさんに助けてもらう…!!

「あ…」


即座に衣装を纏って部屋を出ようとするが、腕を引っ張られ叶わない。


「レン…もう無理、可愛すぎ…」

「やっ…か…カイト!?」


スカートの中に手が侵入する。
下着の上から自身に触れられ、力が抜ける。
そのままカイトに倒れ込んでしまう。


「本当に可愛い…レン相手だと理性って役に立たないね」


このままだと本当にヤバいって…!!
抵抗しようにも力が上手く入らない。




もうダメだ…カイトは止められ…


ガチャン!!


「おーい、レッスン頑張ってるー?」


「「…あ」」



マスター…。



暫くの間沈黙が流れる。
視線が痛い。


「カイト、こっち来なさい」


カイトはマスターに引っ張られ部屋を去ってしまった。


その後、カイトの悲鳴が聞こえてきたのは言うまでもない。


END

関係者様とは一切関係ありません。



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -