隣のアイツに嫉妬 クオレン←カイ なんだろう…朝までイチャイチャしてたはずの俺の恋人が今は違う奴に頬を染めて照れている。 嫉妬…してるんだなぁ俺。 でも、これも普通の感情だよね? だって、ミクオがレンの身体に触れてるんだよ? 俺の恋人はひゃあなんて可愛い声を上げて先生に注意されて…うわ、ズルい。 あんなレンを隣で堪能出来るなんて。 その前に目が合ったのは嬉しかったけどね。 放課後にでもレンにキスしたい…。 可愛いレンを誰にも見せたくない。 「ねえねえ、レンとクオちゃんって付き合ってんのかな?」 「えー?男の子同士だよ?」 周りの女の子の会話が聞こえてくる。 あり得ない会話。 レンは俺だけのレンだよ。 「カイト君さっきから何を見つめてるの?」 「え?ああ、ミク…えっと恋人かな」 えーどこどこって辺りを見回してるけど興味もなく、また視線をレンに戻す。 ああ、この背中だけを眺めるだけの授業が早く終わらないだろうか。 机に顔を伏せて授業の終わりを待った。 END |