探検二日目 それから僕は、旅をした。 レインと共に。 最初の頃は、正直、レインは足手まといだった。 「君は足手まとい。どっか行ってくれ」なんて酷いことを言ってしまったこともあった。 でも今は。 レインは、最高のパートナー。 僕に悩みを相談してこなかったレインが、初めて僕に相談を持ち掛けた。 「プクリンのギルドに入りたいんだ」と。 僕は戸惑った。 ずっと二人が良かった。 それなのに。 戸惑っていた僕に見せた。何かのカケラ。 レインは笑顔で言った。 「このカケラは宝物なんだ。いつかこのカケラの、謎を解きたいんだ!」 それが夢だったようだ。 だから。僕も賛成した。 僕はレインと別れないといけないと思っていた。 だけどそれは違った。 ギルドはパートナーと共に、加入するものだった。 少し嬉しくなって、思わず微笑んだ。 |