梅雨

私はこの景色を
いつまで見ていられるのでしょうか。

足元に広がる大きな空は
わたくしの涙を乾かしはしません。

こんなにも胸が痛むのは
私が、独りきりだからでしょうか。

こんなに涙が止まらないのは
私がいつか、消えゆくものだからでしょうか。

私は、涙をとめる術を持ちません。

この季節が過ぎ、私が消えるのをただ、じっと待つだけです。


                                6月;梅雨



2009/07/27 18:32:31


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