ごめんねで終わるはずだったディナー | ナノ

 クラウス・V・ラインヘルツは人類最強である。
 これを口にすれば、それがどうしたと言わんばかりに俺を見るだろう。特に、ライブラの連中は。
 クラウスと比べるのは最早土俵が違うようなもので、ライブラのメンバーだって同じことが言える。
 スティーブンをはじめ、新人であるレオナルドさえもそれは変わらない。
 だけど、俺はどうか。特別な血でもなければ、レオナルドのように貴重なものを持ってるわけでもない。
 ただちょっと人より強いというだけで、ずっとクラウスの隣を奪ってきた。
 それもきっと、今日で終わるのだろう。
 俺はお前のそういうところが、大好きで、大嫌いだから。




「クラウス、悪い。遅れたか」
「いや、まだ時間はある。気にすることはない」
「…お前は、相変わらず早いな」
「君はいつも早いだろう? 待たせるのは申し訳ない」
「俺が申し訳ないと思ってるって考えたことは?」
「む…」


 珍しく、何の事件も起きなければ事故にも巻き込まれなかったその日。クラウスから食事に誘われたのは急なことだった。
 まだ雑務が残っていた俺を気にかけてくれたのか、先に帰っていいぞと言ってもそこを動かない。
 どこか心ここにあらずといった感じのクラウスは気になるが、この雑務は今日終わらせてしまいたい。
 作業の手を止めずに、どうかしたのかと投げかければ食事に誘われたのだった。
 ああ、食事ね、いいよ。もうすぐ終わるから待っててくれ。どこだ?
 クラウスがどんな表情をしているのかも確認せず、俺は淡々と仕事に向かう。
 クラウスの口から出たその店は、とても軽く仕事帰りに行けるような店ではなかった。俺は思わず動きを止めてクラウスを見る。

「なんでまた、そんなところに?」
「最近頑張っていたようだし、いいだろうかと思ってな。その…君も、私も。嫌なら場所を代えてもいい」
「嫌ってことないけど、そこ、今から行けるのか?」
「予約しておいた」
「…俺に断られたら、どうするつもりだったんだ?」
「君なら、付き合ってくれるかと」



 まあ、よくも人類最強のボスがこんなことを言えたもんだ。俺はそう思って張本人を見る。
 ボスで、しかも恋人に誘われて嫌だって断るほど神経図太いと思われてんのかね。こうやって居残り仕事してる時点で、予定なんてないってわかりそうなもんだろうに。
 大体、一般人じゃ予約を取るのも難しいそんな店を予約したと言われたら、断れないに決まってるだろう。
 まさかこのラフな服装で行けるような店じゃないし、はじめて行く店じゃないからクラウスは気にするなと言うかもしれないが。
 お前と始まったその店を、俺が意識しないと思ったら大間違いなんだぞ?


「何時からだ?」
「そうだな…今から一時間後なのだが、君の準備が出来次第迎えに」
「ああ、いいって。自分で行くよ」
「しかし、」
「色々準備もあるしな。お前と違って余所行きの服が少ないもんでね」

 まったくそういう服を持っていないわけじゃないが、クラウスと比べると圧倒的に数は劣る。クラウスから貰ったものも含めて、だ。
 途中だった書類を揃えてファイルに入れ、自分のデスクに置く。今日はもう仕事しない、という意味だ。
 それを見てクラウスは一瞬驚いたような瞳を動かせたが、俺が立ち上がったのを見るとはっと意識を戻したようだった。


「じゃ、そういうことだから。10分前に店の前でいいか?」
「…っああ、それと、君に大事な話があるのだ」
「…ふうん? じゃ、楽しみにしとくわ」

 それだけ言って、ひらひらと手を振りクラウスより先に部屋を出る。あいつにはギルベルトさんがいることだし、大丈夫だろう。
 それにしても、大事な話、ねえ。切羽詰まったようなクラウスの声を思い出し、煙草に手を出そうとしてやめた。
 これからクラウスと行くのは、ただの食事ではないのだ。消臭剤が染み込んだ服で行くのは、性に合わない。
 まあ、今日ぐらいは、な。誰に聞かれても困らない独り言をこぼして、家までの道を急いだ。
 …まあ、そうやって色々な準備を済ませて待ち合わせ場所にすでにいたクラウスは、気まずそうに俺を見ていた。




「冗談だよ。怒ってない」
「よかった。…今日の君は、とても素敵だ。似合っている」
「ん、ありがと。おめかししてきた甲斐あったってもんだ」
「…私は、その服を知らないな」
「勝負服ってやつかな。お前も似合ってる」
「ああ、ありがとう。君に言われると嬉しいものだ」


 クラウスは、良くも悪くも正直者だ。他人過敏に褒めるようなことはしないし、だからこそいいと思ったものに対してはこっちがもういいと言ってしまいそうなほど褒めるのは、慣れないうちは戸惑ったけれど。
 クラウスが身に着けているほど高い服でもないが、勝負服と決めていたこれはクラウスの目にも敵ったらしい。
 口を開こうとしたその瞬間、スタッフが声をかけてきたことによって俺が喋ることはなかった。
 クラウスの名前を確認すると、時間前だというのにもう席に通してもらえるようだ。正直立ち話もなんだと思ってたので、俺にとってはありがたかった。

「行こうか。エスコートは?」
「俺にも男のプライドってもんがあるんでね」
「ふむ。覚えておこう」

 そう言って俺の前を歩くクラウスの後ろ姿は、あまりにも悠然で、大きい。
 それはいつも目にするクラウスと変わらないはずなのに、なぜか今だけはその背中がやけに大きく見えた。
 俺が手を一生懸命伸ばしても、その背中には触れられない。行き場を失った手は、音もなく空を切るだけだ。


「…別に、覚える必要はもうないぜ。これっきりなんだ」

 雰囲気のいい店内のBGMに隠された独り言は、俺しか知らなくていい。




「それじゃ、まずは乾杯」
「ああ。今日もお疲れ様、ボス」
「ここでは、クラウスと呼んでくれないだろうか?」
「なんだ、今日はやけに愛情表現が露骨だな?」
「…そうだな。久し振りに君と過ごすふたりきりの時間に、浮かれているのかもしれない」

 何に乾杯をするかも決めたわけでもなく、軽くグラス同士をぶつけて一口流し込む。
 酒は好きだ。別に弱くもない。ただ普段から飲みたいと思う欲求もなく、雰囲気に酔う、と言ったほうが正しいかもしれない。
 ただ、こういう場所では飲むように決めていた俺は迷うことなくクラウスの方向にメニューを向けた。
 お前が選んでくれ、という意味だ。嫌いなものもないし、それをわかってくれているクラウスはワインを頼んだ。クラウスが赤で、俺が白。
 このワインも、特別なものなのだろうか。クラウスと違ってその辺に詳しくない俺は、おいしいな、と口に出してクラウスを見る。
 こんな雰囲気のいい店に似合わない陳腐な言葉だったが、そんな俺に向かってクラウスはふっと口元を緩めた。



「君が何かを口にしていると、生きている心地がして安心する」
「そういうものか」
「そういうものだ。ちゃんと食べているか心配になる」
「人並みには食べてるよ。人間、食べないと死ぬしな」
「それならいいのだが…今日は、思う存分食べて欲しい」
「じゃあ、お言葉に甘えるとしますかね」


 量は多くないが次々と運ばれてくる料理を食べながら、たわいもない話をする。
 それは仕事のことから、俺たちふたりのプライベートなところまで。
 自分のことより人のことを考えてしまうような男だ。ここで話をした時も、まるで面接のようだったと思い出してこっそり笑う。
 あの頃の俺はライブラに入ったばっかり ―というか、拾われるような形でここに入った。
 というのも、クラウスと俺の出会いはいいものとは言えなかった。一般的には、なにせ、俺を襲おうとした異形のチンピラを倍返しした現場だったのだから。
 いつも通り死なない程度に倒してから、その場を去るはずだった。背後にクラウスが立っているのに気付いた時、ぞくりと背筋に寒気が走ったのを今でも覚えている。



「力を貸してくれないか? だもんなあ」
「む?」
「ほら、最初の時。俺にそう言っただろ」
「ああ…あの頃から君は、とても強かった」
「お前に比べちゃ全然だけどな」

 ま、俺だってクラウスという男をこれだけ知って戦いを挑もうなど、どこぞの褐色のようにバカげたことは思わないけれど。
 俺が入った頃はまだクラウスとスティーブンしかいなくて、スティーブンに警戒されたのを覚えている。
 よろしくと笑顔を向けるその視線は、品定めするように俺を舐め回す。信用されてないと一発でわかった。
 それで構わない。俺も信用してないし、俺はクラウスに連れられてやってきただけだ。手を握り返して見つめ返す。俺は笑顔を向けてやるほど優しくはない。
 クラウスが俺たちをどこか心配そうに見つめているのにふたりとも気付いて、一時休戦だとでも言うようにその手はどちらからともなく離されたけれど。
 そんな微妙な関係を続けていることを、人心の掌握に疎いこの男はきっと気付くこともないのだろう。



「なあ、クラウス。俺はそろそろ腹がいっぱいになってきた」
「…ああ、」
「勿体ぶるなよ。あるんだろ? 大事な話」
「君に切り出されてしまうとは、私の不徳の致すところだな」
「いいって、そういうの。なあ、今はそういう時なんだろ? クラウス」

 わざと甘い声で囁くように名前を呼べば、ぴくりと僅かに跳ねた肩にくっと笑う。
 ああ、知らなかっただろうな。お前とこんな関係にならない限りは、こんな些細な変化も。
 でもな、もう俺にはわかってるんだよ。その大事な話とやらも、どうしてこの場所を選んだのかも。
 始まりがあれば、終わりは来る。それは絶対で、たとえお前の拳があっても避けられないように。
 観念したように吐いた溜め息が聞こえて、ああ、いよいよだな、と膝の上で拳を握った。目の前のこの男に、ばれないように。


「…本当は、もう少し時間が必要かと思ったのだが」
「…ああ、」
「これを、君に」

 ああ、とうとう来てしまった。こいつが望んだことなら、俺はなんでも受け入れられるけど。
 なんだ、俺思った以上にこいつに惚れてたんだな。今更そんなことを思ったところで、遅すぎるってもんだけど。
 そう思って顔を上げた先に待っていたのは、予想外のものだった。
 俺に向けられるように、差し出される青いケース。そっと触れたクラウスが、それを開けた。
 その中で輝きを示すそれはどう見たって、指輪にしか見えない。




「私の素直な気持ちだ。よかったら、受け取って欲しい」
「これ…」
「サイズは合っているはずだが、もし違っていたら後日また、」
「ち、ちょっと待て」
「気に入らないだろうか」
「いや…お前、これ、どういう意味かわかってるのか…?」

 その高級そうなケースも、まぶしいばかりに光り輝く指輪も。
 男が好きな人に、それを贈るということ。たとえ相手が同じ男である俺にとっても、その意味がわからないほどバカではない。
 その高そうな指輪はいくらしたんだ、お前はそれをどんな顔して買ったんだ、いつから、どうして、なんで。
 ぐちゃぐちゃな質問はだんだん的を得なくなり、それも呪いをかけられたように言葉に出せない。
 ごくりと唾を飲んでから、指輪はそのままに俺はクラウスに向き直った。


「わかっている。これが、私の大事な話だ」
「わかってない、だろ」
「君は私をわかっていると言ってくれた。違うのか?」
「…俺、は」
「言ってくれ。たとえ受け入れられなくてもいい、君の気持ちが知りたい」
「…俺は、てっきり別れ話でもされるもんだと」



 露骨に驚いた表情を見せるクラウス、呆然とした表情を向ける俺。ただひとつ確かなのは、この店に不釣り合いだということだけだった。
 だって、クラウスは有名な貴族の子息だ。俺なんかで止まっていい男じゃない。
 きっと将来は同じかそれ以上の素晴らしいお嬢さんの横に並んで、それが思い描くあるべき形だ。そうするべきだ。
 だから、こんなまぶしい指輪は今この時俺に贈るべきじゃない。何もかもが間違っている。
 だからそのつもりで、俺はこの場所へ来たつもりだったのに。
 うんとおめかしをしてきたのは、最後ぐらい情けない男だったと思われないように。いい思い出として残るように。
 そんなのは建前で、断片的にでもお前の中に残りますように、なんて思ってしまう性格の悪い男なんだよ、俺は。


「君は、私と別れたいのか…?」
「いや、そういうわけじゃ」
「ならばなぜ、」
「…だって、思わないだろ。こんな続くなんて」
「私が半端な気持ちで君と付き合っていたと?」
「お前がどうこう、って話じゃない。俺の問題なんだ」


 ならば君のその気持ちを、私にすべて話してくれ。そうでないと納得できない。
 そう言葉を続けるクラウスは、態度は冷静でも言葉に熱がこもっているように感じられた。
 恋人同士の食事としては充分すぎる雰囲気なのに、俺たちのテーブルだけが険悪な雰囲気そのものだ。俺のせいなんだけど。
 普段、自分の気持ちを他人に吐き出すことなんてないに等しかった。だって、完璧という言葉が相応しい男が恋人なのだ。
 コンプレックスなんて大層なことを言うつもりはないが、自信は持てない。俺はその程度の人間なのだから。

「お前のことは、好きだよ。好きじゃなきゃそもそも付き合わないさ」
「…ああ。私も、君のことを愛している」
「…だろうな。こんな高そうな指輪、買っちゃうんだもんなあ」
「君は、」
「なあ、クラウス。俺は、これを貰うに相応しい男なのか?」


 俺はクラウスみたいにバカ正直になれないから、自分の気持ちをありのままに吐き出すことはできない。
 いくら疎いクラウスでも、ふたりしかいないこの時に俺の気持ちがわからないほどではないらしい。
 見開かれた瞳が、理解したように細められ、俺に向けられる。
 そして、机の上に乗せたままのその手を取られ、俺よりずっと厚いその手に包まれた。

「…はじめて、私が君に声をかけた時のことを覚えているだろうか」
「ああ、だからあの ―」
「どうしてあの時、私が君に声をかけたか」
「それは、情けをかけてくれたんじゃ」
「違う。…私が、欲しかったのだ」
「は、」
「君を手に入れたいと思うほど、心を奪われてしまったのだよ。君に」



 あの時の君は拳に血を付けたまま、私を見た。目が合った。それだけで、はじめて誰かを欲しいと思った。
 クラウスの口から紡がれる言葉のひとつひとつは、捻くれ者の俺と違って素直な気持ちだ。
 クラウスに好きだと言われたのは、ここで告白された時以来だった。
 あまり露骨に言うほうではないし、俺も態度が目に見えてわかるほうでもなかった。
 だって、終わることを想定してこの関係を受け入れたのだから。
 それが今はどうだ。この男は、自分の輝ける将来を犠牲にしてでも俺と人生を共にしようと言っているのだ。
 どうしたって、頭が悪いとしか思えない。バカげてる。考え直せ。お前はこんなところで終わっていい人間じゃないんだぞ。
 そんな俺の気持ちなど見透かしたように、クラウスが囁くように口を寄せた。


「君の人生に私が入れるなら、私の将来などどうなっても構わない」
「は…」
「犠牲などと思っているのなら、それは大きな間違いだ。私は私の信念で君といる」
「っ、」
「この指輪が、君にぴったりだったら。…私を受け入れてくれると、約束してくれ」

 返事はなかった。言えなかった。こくりと頷くのが精一杯で。クラウスもそれをわかってくれたのか、ふっと笑ってその指輪を手に取る。
 俺の左手を取って、その指輪を薬指に通す。案外小さいと思った指輪は、それこそ俺の指が太くはないのだと思い知らされた。
 つっかえることなく、そして抜けそうなほど大きいわけでもなく。クラウスの言うぴったりに、まさしく当てはまる。
 どうやって俺のサイズがわかったんだ、計ったのか。いつの間に。いや、違う。こんな言葉を今向けるべきではないとわかっている。
 わかっている、のに。お前に触れられた手が熱くて、それどころじゃないんだ。


「やはり、私の見立てに間違いはなかった。とても綺麗だ」
「…綺麗すぎないか?」
「君以上に綺麗なものなど、私の中で存在しない」
「眼鏡、壊れてんじゃないの」
「そんなことはない。君の顔もはっきり見える」
「お前はもうちょっと、照れ隠しってもんを覚えて欲しいね」

 人間みんな、お前みたいに強くてまっすぐに生きられないことぐらいはな。
 そう言って、離された手に光るその指輪を見つめる。輝きを放つそれは、男の俺でもいやらしくない輝きを放つ。
 俺がお前を奪っちまったもんだと思ってたけど、今度こそ俺が、俺のほうがお前に奪われちまったんだな。
 でも、悪い気はしない。むしろ嬉しい。緩みそうな口元を、必死に噛むことで我慢するぐらいには。


「その、申し訳ないのだが」
「ん? ここまで来たら言えよ。なんでも聞いてやる」
「今、とても君を抱きたくて仕方がない」
「…奇遇だな。俺も同じこと思ってたぜ」

 デザートは別腹って言うしな、と笑って見せればクラウスは言葉に詰まったように黙り込む。
 まさかこのことまで想定していたわけではあるまいし、これからそういうことをするとなるとどこに行こうとか、考えてるんだろう。
 ああ、考えてることが手に取るようにわかるなんてお前だけだよ、クラウス。
 まあ、俺はどこでもいいんだけどな。受け止めきれないぐらい、俺を感じさせてくれたらさ。
 でも、俺はお前と違って素直じゃないんだ。そろそろお前も、わかってきただろう?
 わからないならわからせてやる。クラウスの耳元に口を近付けて、クラウスにしか聞こえないボリュームで囁いて。



「…こういう時は何も言わず、自分の部屋に連れ込むもんだ」
「! …君に恥をかかせてしまったな。すまない」
「いーよ。いっぱい恥ずかしいことすんだろ、今から」
「君は急に大胆になるのだな」
「嫌いか?」
「…強いて言えば、私をあまり刺激しないで欲しいのだがね」

 君がそれをわかった上で言っているなら、私も手加減はしないが。
 そんなクラウスの言葉に、声を出さずに口先だけで笑う。ああ、まったく、俺が惚れた男ってのはおそろしい奴だ。
 まあ、でも両想いになりたてのような青臭いこの気持ちも、悪くない。
 早くこのスーツを脱ぎ捨てて、お前の口に噛み付いて、それから。
 すっかり温くなってしまったワインを一気に流し込み、薬指で存在を放つその指輪に唇を押し付ける。


「指輪に嫉妬するお前がどれだけ楽しませてくれるのか、見物だな」
「…望むところだ。受けて立とう」




 さあ、クラウスがグラスの中のワインを行儀よく飲み干してしまうまで、カウントダウンを始めよう。





fin.

第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
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