節約ってできればしないほうがいいと思った。
いつも通る駅前付近に貼ってあるポスターにこう書かれてた。
「 議 員 の 給 料 を 2 0 ％ 削 減 し ま し た ！」
でもいつも違和感を感じてた。
もし自分の報酬が20％減ったとしたらどうなるだろうと考えた。
きっと今よりも生活が苦しくなるだろう。
きっと今よりも安いものを買わないといけないだろう。
安いものはどうしてできてるのか考えた。
誰かが低い時給で働いてるから安い値段にできてる。
もちろん本当に無駄を省いたからかもしれないけど。
でも
怖いことに、なんとなく蔓延してる、稼ぐのは悪いこと、みたいな風潮
そういうのにあのポスターは繋がってる気がする。
従 業 員 の給 料 を 2 0 ％ 削 減 し ま し た ！
ってすごく怖い。
効率的に結果を出すために無駄を省くことはとても賛成なのだけど
たくさん稼ぎ、利益をあげるための方法として取るべきで、
時給とか、報酬とか、給料とか
削っちゃまずいものを削ることを節約とはいわないんじゃないか。
議員がどうしてたくさんのお金を貰ってるかというと、
それはそれだけたくさんの責任を負っているから。
別に私は政治家の友達はいないし、贔屓にしてる政党もない。
もしかしたら本当に不正に利益を得てる人もいるかもしれない。
そういうのを擁護してるつもりもない。
でも高い報酬にはそれなりのリスクや責任があると思う。
ただ、わたしは、高い給与を貰ってるから減らせ、なんて言えないな…
と思った。
だって頑張って交渉して、効率化して時給を上げて、
そうして受け取る報酬を20%だれかにけずられたくないから。
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