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not日記 yesネタ帳




2012/11/22 02:40
ワタルさんのマントにくるまってごろんごろんするライバルくんが可愛いです。
ワタルさんのマントの素材が気になります。
冬は厚手な分、重たくて肩も凝るでしょう。
ライバルくんに肩たたきしてもらってホクホクしてるといいです。ライバルくんは仕方なくやってあげます。
ライバルくんはまだ子どもだから肩凝ってなさそう。ワタルさんがお返しに肩を揉んであげるとくすぐったがって話にならないでしょうね。かわいい。
ワタルさんはその反応が気に入ってしつこくちょっかいを出してライバルくんに蹴られるといいです。
調子に乗るとにゃんこなライバルくんに引っかかれます。加減、大事。

ところで最近SSに挑戦してみようかと目論んでいます。あっ、そうるしるばーではないです。


とりあえず本気と書いてマジと読ませる程度には文章力がないのと飽き性で完結させるのが苦手な私ですが、書いた妄想の短文なんかをちょちょいっと投下してみたいと思います。

書ききる気力が欲しいですね〜



中身がすっかり冷え切ったコーヒーカップから口を離し、腕を回せば凝り固まった関節が悲鳴を上げた。
数時間も机に向かえば当然ではあるが、いつまで経っても痛みに慣れる事はない。

あらかた片付いた書類を机の脇へと追いやり、本日の営業は終了とばかりにペンは引き出しに押し込む。
朝からあまり構いもせずほったらかしにしてしまった少年はどうしているかと視界を部屋に巡らせるが、どうやら書斎からはいなくなってしまったようだ。

どこかに外出する際は一言声を掛けるだろうし、あとは居るとすれば寝室のみだ。
そこまで推測を組み立てたワタルは、カップに残っていたコーヒーを飲み干すと片付けもそのままに寝室へと足を向けた。


ドア一枚で隔てられた寝室は普段ワタルが使用しており、主にプライベートで過ごす事が多い。
書斎にも本はあるが、それはどちらかというと専門書が多く、寝室に置いてあるのはもう少し娯楽性の高いものだ。
シルバーはその年齢にしては本をよく読むほうである。
難しい単語などは質問してきたりもするが、基本的にはよく理解している。
きっと待っている間は寝室で本を読んでいるはずだ。
ワタルはシルバーの読書の邪魔をしないよう、極力音をおさえて扉を開けた。


まず最初に視界に入ってきたのはワタル自身のマントだった。
途中で脱ぎ捨てたのは覚えているが、切羽詰まっていたせいで記憶はあやふやだ。確か書斎のソファーに投げ捨てたと記憶しているものの、実物は今目の前でシルバーの掛け布団として存在している。

またも慎重にドアを閉めると、ワタルは今度は足音を立てぬよう、ゆっくり近寄っていく。
反応がないのでまさかとは考えたが、シルバーはやはり眠っているようだった。
朝から放っておいた事にふつふつと罪悪感が浮かぶものの、心のどこかでは寝顔が見られる事に歓喜している。そんな心境だ。
なるべく衝撃を与えないようベッドに腰掛けて顔を覗き込む。
かわいい寝顔と対面……するはずだった。


「……起きてたの」
「ねてた」


寝起き特有の舌っ足らずな言葉を返され、シルバーは気だるげに身を起こすとあくびを一つした。
眠っていたのは本当らしいが、もう少しだけ寝てても良かったのにとワタルは口には出さずに微笑む。

「仕事は」
「終わったよ」
「そうか」

そこでシルバーはマントを掛け布団にしていた事にようやく気付いたのか、少し皺の寄ってしまったそれを申し訳なさそうにワタルに返した。
冬用のマントは生地も分厚く手にしてみるとそれなりに重い。保温性もあるので、確かにシルバーには良い掛け布団だっただろう。
皺になってしまったのも特に問題はない。どうせ数日後にはクリーニングに出してしまうし、どちらにせよ換えはあるのだ。

「退屈だっただろう、ごめんね」
「……別に」

素っ気ない返事ではあるが、それもいつもの事だ。表情を見れば機嫌が悪いかそうでないかくらいはようやく分かるようになってきた。
しばらくの間シルバーはぼんやりとしていたが、覚醒してくると甘えるように傍に寄ってくる。これも最近になってやっとしてくれるようになったものだ。
以前のシルバーはそもそもこのリーグに居座らせる事さえ困難で、少しでも退屈だと感じたらすぐにどこかへ行ってしまう事が殆どであった。仕事終わりの会話を楽しみたいワタルとしては、ほったらかしにしておいて身勝手とは思うものの、やはり残念と感じずにはいられなかった。
リーグの空気にだいぶ慣れてきた現在は、シルバー自身も室内での暇つぶしを覚えたのか傍に滞在する事も増えた。


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飽きた


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