2





「俺があんな雑魚供にやられると思ってんのか?」

「まさか。有り得ないでしょ100%


 あの晋助が誰か…特に天人高の奴にやられるなんて想像もつかない。

ムカつくけど、喧嘩はバカみたいに強いし。

 天人高の奴50人いてやっとマトモにやり合えるかやり合えないかって感じ。


「なら問題あるめぇ」

「ちょ…本気で言ってんの晋助?」

「俺ァいつでも本気だぜ?」


あー…そうだ。コイツはそーゆー奴だった…。

 人の言う事は聞かないし、俺様だし…まさにゴーイングマイウェイな奴。

他の奴とは違う雰囲気を醸し出してる男だ。

 晋助にとっちゃあ…こんな事はちっぽけなモンなんだろーな。

本当もうこの子って何者?


「変な奴だよなー、晋助って」

「お前もな」

「いやいや、君には負けるよ晋ちゃん」

「誰が晋ちゃんだ。次に鬼太郎とか言ったら殴るぞ」

「…チッ」

言おうとしたのかよ

「ていうか、私の何処か変だというんだ高杉コノヤロー」

「何で喧嘩腰なんだよ。…俺と一緒にいる事が変だっつってんだよ」