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「ま、予想通りだったけどな」
「うるっさい!人の心を弄びやがって」
「人聞きの悪ィ事言うな」
「ホントの事でしョ」
言って、さっき買ったココア(紙パック)を開けてストローをさした。
やっぱり、疲れてる時には甘い物だよね。
「カロリーメイト食う?」
「味は」
「チョコ」
「…食う」
「ほい」
ビニール袋からカロリーメイトの箱を取り出し、晋助に投げ渡す。
受け取ったカロリーメイトを開けて食べる奴はちょっと可愛かった。
ココアを一口飲み、空を仰いでたら手首を掴まれた。
横を向けば、紙パックを持っている方の私の手を掴んでいる晋助がココアを吸っていた。
オーイ。カロメだけでなくココアもってか。
「…甘ェ」
「そりゃココアだからね」
チョコ味にココアをプラスしたら更に甘くなると思うけど。
内心で思いながら小さく笑って、ストローに口をつける。このココアもまいうー。
天気も良いしココアも美味いし、今日は最高だね〜。
…そういや、晋助と初めて会った日もこんな感じだったっけなぁ……。
「懐かしいなー…」
「何がだ?」
「んー?ただ、お前と会った時もこんな感じだったなぁーって」
「そうだったか?」
「そうだったよ」
結構大切な事なんだから、忘れないでほしいね。
たしか、コイツと初めて会ったのは高一の時―――――
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