3
そんなこんなで、トラの金でタクシーに乗り着いたのは喧嘩の定番。
今は使われていない工場地。
ごく●んじゃないんだから…。
今回伏せ字が多い気がするけど、皆さん気にしないで下さい。
トラ三匹(撃沈していた奴は途中で回復した)の後をついて行き、ボスらしき人物がいる場所へ向かう。
奥にある倉庫の前で立ち止まり、トラが扉を開けた。
何の迷いもなく私が中に入れば、背後で扉が閉じられる音がした。
閉じ込められて、また喧嘩する羽目になるかと思ったけど違うみたい。
「来たか…」
「アンタが親玉か」
奥で箱の上に座っているトラに歩み寄り呟く。
内心で全部トラかよッ!!ってツッコんだのは秘密です。
タバコを咥えているトラは、余裕そうに笑みを浮かべていて気に食わない。
気配もしないから、どうやらここにいるのは私とこのトラの二人だけっぽい。
薄暗くてコンテナしかない広いこの倉庫は、昨日私が天人高の奴等と喧嘩した場所にそっくりで居心地が悪かった。
あんな事があったばかりだしね。
「それで、何故私を呼び出した?下らない事だったら命で償ってもらうぞコノヤロー」
「命!?重くね!?それ重くね!?」
「バカヤロー!後一時間で゙わたおに゙の再放送始まるんだぞ!?」
「たかがドラマの為に殺されんのおれ!?」
わたおにをナメてはいけません。
だってアレ、ピン子がハンパねぇってアレ。
あ、やっべ。話進めねーと作者に怒られちゃうや。
←→