もしも教師ならば。 | ナノ

木ノ瀬梓が教師ならば


「先輩、ここはプトレマイオスの48星座て答えになるはずですよ」

梓くんは私の顔を覗き込んでニコッと笑う。
「あ、そっか!ありがとう梓くん、梓くん教えるのうまいね!」

私は今梓くんに夏休みの課題で苦手なところを教えてもらっている

「そうですか?そんなことないと思うんですけどね」

「ううん!梓くんの教え方とっても分かりやすいもん、梓くん先生になれるよ」

「そうですかね?でも先輩がそんなに褒めてくれるなら今から僕が先輩だけの先生になってあげます」
梓くんは私を見て不敵な笑顔を浮かべた
「え?う、うん、ありがとう」

「なら先輩って呼ぶのはおかしいですね…それに梓くんって言うのも…じゃあ先輩は僕の事先生って呼んで下さいね僕は夜久さんって呼びますから」

「うん、わかったよあず…じゃなくて木ノ瀬先生」

「じゃあ始めますよ夜久さん

「は、はい」

「さっきのとこ以外で他に分からないところは無い?夜久さん」

「えっと…あ!ここが分かりません木ノ瀬先生」

「これは蠍座についてですね、たしか球状星団M4や散開星団M6が有名なんですよ」

「そうなんだ、ありがとうございます先生」
私がお礼を言うと梓くんもとい木ノ瀬先生は可愛くニコッと笑った。
「どういたしまして、じゃあこの問題はどうなるか分かりますか?」

「えっとここは…なんだっけ?」

「夜久さんここは基本中の基本ですよ、僕が教えるからには完璧に理解してもらいますからね」

「う、はい…」

「じゃあ始めますよ夜久さん、今日は分かるまで返しませんよ」






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