会話文/カイト宅に居たら雪に降られた/学パロ





「外、どうだった」
「……雪が降ってきやがった。あれは積もる」
「フ、日頃天気予報は見ておけと俺に言うお前がこんなヘマをするとは、笑える」
「うぜぇ!くそっ、この分だとここから駅までバス利用か……交通費掛かりすぎだ。おい、カイト、駅から徒歩10分圏内に引っ越せよ面倒臭い」
「無理を言うな凌牙。どうせ外など寒くてバスも待てはしないだろう、泊まっていけ。お前が次の日も居てくれたらハルトも喜ぶ」
「……てめぇの部屋には寝ないからな」
「ハルトはもう寝ているからハルトの部屋は駄目だが?」
「じゃあこのリビングでいい、毛布貸せ」
「夜中はいくらなんでも冷えるから却下、だ」
「おい。お前の部屋しか選択肢がないぞ」
「それは下心混じりの添い寝がしたいからな。別に構わないだろう、優しくしてやるから」
「シねェよこのケダモノが。それ以前に寒くてお前に構う気も起きねぇし」
「凌牙はカーペットから動かない位に寒がりか」
「……当たり前だ」
「運動したら発汗作用で暖まれそうなんだがな」
「自重を知らないと嫌われるぜ、兄サン」
「お前が弟だったら親近相姦か、……嫌いじゃない」
「ハルトに嫌われちまえ!チッ 抱き付くんじゃねぇ!」
「煩い、黙れ」
「ひっ!? おま、首筋舐める、な、っ」
「クク、凌牙はここが弱かったか?顔が真っ赤だ」
「っ、カイト!リビングは、駄目だったんじゃねぇのかよ……ッ」
「勿論俺の部屋で狩らせて貰うさ」
「な、あ……!」
「部屋に行くぞ。心底よがらせてやる」


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