カイ凌と星時前提の凌牙と時の会話文/現パロ



「最近カイトの野郎が変に優しいんだよ」
「?花束でもくれるのか」
「あー、時の彼氏サマと違ってアイツはそう言うのしないぜ。んー、寝る前、とか」
「ああ」
「……前は、メールで『お休み』ってくれるだけだったんだけど、最近は、電話よこすんだよ」
「凌牙はちゃんと出たのか?」
「おう。出て、そしたら……、アイツ、凄い嬉しそうな声音になって……うわ何か恥ずかしい……」
「ふふ。星も、電話だと声が優しいな。ああ、あと甘い」
「そりゃあ星は時が大好きだからだろーな。多分この生クリームより甘ったるいだろうよ」
「なら凌牙とカイトはガトーショコラのような感じか」
「ん、ほろ苦い?」
「それもあるが……ガトーショコラは濃厚な癖になる味が、俺は好きだ」
「……結構俺もカイトもさばさばしてると思うけど」
「傍目からはカイトは凌牙にやみつきに見えるがな。まさに、癖になっている」
「時、何テメェ人が赤くなっているのを楽しげに見てやがる……ああ、くそ!お前だって愛されてるだろ!」
「んー、確かに待ち受けを凌牙とのツーショットにしたら星が拗ねたな」
「あ、いつの?」
「この間ウチに泊まって映画見たときの」
「二週間前のか、そんぐらいで妬くなよ……」
「星曰く、『私も時と泊まりたい』だそうだ。……泊まりたいのならそう言えばいいのに」
「おい。星が泊まったら時が大変なんだからまだ止めとけ」
「……?家事なら俺がやるから大丈夫だろう?」
「分かれよ、星から見た時はこの美味しいショートケーキの甘い苺なんだよ、喰われるぞ」
「俺は食べても上手くはないが」
「……星の奴も苦労してんだな」
「凌牙?」
「いや、なんでもねぇよ。それよりも、時、ガトーショコラ一口くれ」
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