洞窟の間2

「仁王、お前はいれよ」
「ええーいやじゃー」


仁王はまるで俺の弟がするようにだだをこねる。
ほんとに俺と同い年か?



「お前しかできねえんだよ」



めんどくさいがそうおだててやると満足げにしょーがないのぉといってのそのそと洞窟にはいっていった。



「じゃあ、問題を読んでくれ」
「・・・・」
「仁王?」


しばらくまってみても仁王から返事はない。何回かよびかけてみると、やっと眠たそうな声で返事が返ってきた。



「せまいところおちつくなり、でたくない」
「こんのひきこもりぃい!!」



もうだめだ。

てか俺らのチームがあの幸村くんたちのチームに勝てるわけねーよな、うん。

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