「仁王、お前はいれよ」
「ええーいやじゃー」
仁王はまるで俺の弟がするようにだだをこねる。
ほんとに俺と同い年か?
「お前しかできねえんだよ」
めんどくさいがそうおだててやると満足げにしょーがないのぉといってのそのそと洞窟にはいっていった。
「じゃあ、問題を読んでくれ」
「・・・・」
「仁王?」
しばらくまってみても仁王から返事はない。何回かよびかけてみると、やっと眠たそうな声で返事が返ってきた。
「せまいところおちつくなり、でたくない」
「こんのひきこもりぃい!!」
もうだめだ。
てか俺らのチームがあの幸村くんたちのチームに勝てるわけねーよな、うん。