神曲

in CD屋さん

「あ、財前みてこれ」
「は？何すか」
「神曲たちやて。おーこんなんもはいっとんのか」
「ふざけないで下さい」
「え？」
「何にでも神神神神神ってアホか。神を安売りしすぎやっちゅうねん。しかもなんや初音が歌ってへんのに神曲なんかあるかいな。この曲なんてギターワーク下手やし、この曲はリフが個性的すぎるわ、この曲に至ってはソリッドな音なんて最悪やし！これが神やったら他のどうなるんですか。え？謙也さん」
「(なんで俺怒られてんの!?しかもいってる意味わからんし…)せ、せやな…」
「ちゃんと聞いとるんですか」
「き、聞いとるで」
「ほんまなんでこの曲が神曲やねん」
「ほんまやなー」
「………」
「……ご、ごめん…」
「何謝ってるんですか謙也さんが謝って何かが起きるんですかなにも起きないのに謝るのやめてくださいよ」
「(なんで今日こんなにつっかかってくんの!?)」

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うざいぜん