咎人と呼ばれた女
毒を嗜む
その舌にに爪をたてる
赤すぎる唇から真が生まれるものか
合格点にはまだ遠い
見習いラブハンター
敵は蹴落とすのではなく懐柔するものです
猫撫で声がお得意ね
詰め込んだ愛の行き着く先は
逃避行、お好きなら見逃して
喉を鳴らしてみせましょう
踏みつけて再確認
ポイズン・パイ
安い言葉に喜ぶ娼婦は幸せだ
初恋数％の夢をみる
欺瞞を愛する男
猜疑心ばかりが脳を支配する
地面のハートマーク
焦げ付いた夏をサイダーに溶かす
ベッド下に隠れてる
それは彼に付きまとう亡霊
うつくしいうなじ
酔わされたのは月で、
魔法の残り香
薔薇の舞う棺と棘の指輪
来世紀イヴは楽園を出ない
可愛い呪文を唱える
朝起きて世界が存在していますように
なんてことのない非日常
美しい呪いであの子に勝ったというのに、手に入れた王子さまは螺子が止まった人形のように氷漬けになってしまった。