四月馬鹿が跳ねてる
じょうずに食べ散らかしたね
僕の世界を救っておくれ
人格者のディナー
いますぐファーストキス
ミッドナイトシティ
タクシー、天国まで
宵闇はなにを嘆いていたの
まるでだめね
なり損ないなりの悪足掻き
覚えたての呼吸
拙いながら歩いてた
凍える爪先を捨て置けない

朝顔のおんな
夕立の未亡人
夜霧の処女
伸びないメーター
善意で育つ悪の花
雑草のような生き方そのもの
なんとなく生きて、なんとなく死ぬの
空を泳ぐ人魚の尾鰭
冥王星で待ってる
垂涎
花街色里マーケット
キモチよくてキモチわるい
矛盾が快感になるのよ、この街じゃ

薬指に生け花
お久しぶりと言われましても
迷信よ、とママがわらう

左手にある赤い糸も、消しゴムにあの人の名前をかくのも、好きな人を振り向かせる乙女の魔法。でもね、「そんなの迷信よ」って赤い唇をしたママは悪い魔女みたいに笑うの。

パジャマと恐竜
ころがる三角
生命線がみあたらない
大声でうたいたい
ファスナーくらいお上品に下げろよ
宇宙にダイブ

寝癖が電波をキャッチする、冥王星のお天気は晴れが続くようです。今日も電波は良好なのに、どうしてあのひとにテレパシーが通じないのかな?

知らんがな、と猫がいう
出来るだけ愛する方向で
裸の豚
楽園の名残が背骨にあるよ
この矛盾に名前はない
人間は中身っていえる顔かよ
奇妙な事件ですぞ
化かされたんじゃない?
おひげが隠せてないわ、ミスター
- ナノ -