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最近、マスターが死ぬ気で用意したカフェではバカップルが頻繁に訪れている。
「はいリンク、あーんしてくださいな」
「あーんvv……うん、やっぱり姫があーんしてくれたパフェは格別だ!!」
「あらあら、お口についてますよ」
「え!////えへへ…じゃあ次は俺がゼルダに!あーんして?」
「こうですか?、あーん////」
「かっ………!」
「どうしました?リンク?」
「可愛すぎる…!やばいやばい、どーする俺!?ナイフカード!?続きはWebで!?」
「まぁ、そんな…////」
ピンク色ムード大展開中。
たまたま通りがかったマルスが
「なんなんですかあのバカップル…」
なんてツッコミを入れるくらいにすごくバカップルだった。
「そういえばリンク」
「なんだいゼルダ?」
「あの時、唇に人差し指だけ立てて私の頬に…その…しましたよね?////」
「あ、う……姫のく、唇だなんてそんな、俺に…奪えるわけが…!////」
リンクは普段は全く見せないが耳まで赤くなっていた。
「その…だから、改めて、言わせてくれますか?……私の唇を、う、奪ってくれますか?////」
ゼルダは上目使いで言った。
バキューゥン
しかしへたれ勇者は妙に丁重にお断りというか逃走というかそんな選択肢を選んだという。
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