02.フェアリオンS




ひっそり拍手連載
『彼らの呟き part2』


こんにちは。

私の名前は『フェアリオンS』。PT(パーソナルトルーパー)と呼ばれる機体の一種に該当する。

主人の名は『ラトゥーニ・スゥボータ』。
年は十代前半、性別は女性。
華奢な体型に薄紫色の髪。
整った顔の造形、蒼い瞳……等が私の主人の特徴。

彼女のパートナーは『シャイン・ハウゼン』。
リクセント公国の第一王女であり、生まれながらに予知能力を有している。

また、私の姉妹……『フェアリオンG』の主人でもある。



私達姉妹が得意とする場面は、対峙する敵の意表を突くことだ。

まず、予知能力を生かして行動予測を『G』が行う。
そして、『G』から転送されたデータをもとにした『S』が攻撃を指示する。

各々の主人がラトゥーニ・スゥボータとシャイン・ハウゼンでなければ、私達姉妹がここまで真価を発揮することは無かったと思う。

良き主人に巡り会えたことを、感謝している。

私達を造った、多くの人々に。



ただ、私には疑問がある。

『ロイヤルハート・ブレイカー』

これは、私達姉妹の合同技。

互いのシステムを最大限まで同調させ、然るべきプログラムに従って目標を連続的に切り刻む。
その後、速やかにEフィールドを前方に展開。

敵の一点を貫く必殺の一撃。

敵を粉砕する意味合いでは、この技は有効的と考えている。



同時に思う。

何故、技を発動する度にスポットライトが出現するのか。

何故、主人が普通の軍服を着ているときもゴシックロリータの幻影を見てしまうのか。

主人のバイタルに異常は見つからない。いくら点検しても、私の中にエラーは検知されない。

これは、一体何なのだろう……?



――――――おしまい。



あとがき?

ゲーム中、管理人(ナナシ)はよくその技を連発します。

気力110で使いやすく、何と言ってもラトとシャインのカットインが萌e(以下長文になりそうなので自主規制)


ちなみにこれを書いた当時、かなり楽しんでました←

では、ここまで読んでくださりありがとうございました!


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