01.ビルトビルガー




ひっそり拍手連載
『彼らの呟き』


こんにちは。

僕の名前は『ビルトビルガー』。見た目のままに、突撃仕様のPT(パーソナル・トルーパー)。

愛称は『ビルガー』、もしくは『ビルトビ』だったりする。


僕の主人は『アラド・バランガ』。お調子者だけど、根は真面目な気のいい少年。

彼のパートナーは『ゼオラ・シュバイツァー』。
僕のパートナー、『ビルトファルケン』の主人でもある。


僕たちは戦場ではけっこうマメに動いて、お互いの主人とともに頑張っている。

近接は僕ら。
遠距離は彼女たち。

スクールという養成機関からパートナーを組んでいた主人たちのおかげか、呼吸もバッチリ。

相性は抜群。

いい主人たちに巡り会えたことを、僕らは感謝している。

僕らを造ってくれた博士たちに。



ただ、少し疑問に思うことがある。

『ビクティム・ビーク』
『ツインバード・ストライク』

これは、アラドがよく使っている技。
僕、あるいは僕ら専用の技の名前だ。

僕は思う。

アラドがその技を使用すると、僕の装甲はパージ(排除)、高機動モードに移行。そのまま突撃する技なんだけど…。
攻撃を終了した次の瞬間には、気がつけば装甲が元通りなんだ。それも、毎回。

アラドは気にしていない(というか気がついていない?)みたいだから、あまり考えないようにしたいんだけど……。

これって、どうなのかなぁ?


――――――おしまい。








あとがき?

ゲーム中、管理人(ナナシ)はよくその技を連発します。

何回も何回も装甲はパージされていくのに、画面上では全て元通りになるビルトビルガーの勇姿。

ゲームの都合上、それは致し方ない演出なのでしょうが、少し気になっていたのでナナシなりに解釈した覚えがあります。



では、ここまで読んでくださりありがとうございました!


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