燃えている。世界が、白銀の綺麗なお城が燃えている。何でだろう。何で燃えているんだ?頭上の黒い雲は不吉な予感がした。ああ、空が嫌がってる。何を嫌がってるんだ?燃え盛る居城に黒馬を従えた男が悠々と現れる。褐色の肌と野心に満ちた瞳。わかった。こいつのせいだ。立ち向かおうとする。剣と盾を構える。だけど、幼いこの身では歯が立たなかった。悔しい。もっと力があれば。大切なものを守れるだけの力が。―――約束を思い出した。3つの石。オカリナ。鍵を集めたら扉が開く。扉の先には―――暗転。