コメント返信。
2012/01/19 00:27
あすなろT様へ。
うわあ、お久しぶりです、ナナシです。約半年ぶりの更新に有り難きコメントまでいただきリアルに有頂天になりました!
本当にお久しぶりです、そして相互小説完成していなくて本っ当に申し訳ありません……!!
あれから数パターン考えてみたものの実力不足が身に染みる結果となりました。先に『隙間風』を仕上げてしまったのは息抜きに書いたら仕上がってしまった、という面が強かったのです。小説が未完成のまま、お待たせてしまい弁解のしようがありません。そんな中でのコメント、本当に嬉しかったです。
あえて言い訳するのであれば自分の嗜好があまりにもカービィとリンクと姫様のコラボレーションがたまらなすぎてたぎりすぎ、結局どれにしていいのかわからず筆が進まないエンドレスに陥り、何度も挑んでは『これじゃない、このピンク萌えはストレートにかつシンプルに斬新にとにかくカービィかわいいアピールいやっほう!でもって姫様がリンクと天然でくっつけカービィがマジで天使ですねわかります、っていやいや主旨がずれてる自分アホか、ならば最初から考えないと終わらない→以下ふりだしに戻る』の繰り返しでした。もう、何というか……。
いつか、ではなく必ず仕上げますので少々お待ちいただければ幸いです。
そして「隙間風」の鋭い感想に驚きました。とても良かったとのことで書いたこちらとしても嬉しいかぎりです。
実はリアルにリンクの旅の事情はどんなものなのか? もし一日の行動をどんな計画でやりくりし、食事や身支度はどうしているのか? 旅の間はどんな風に過ごしているのか? と、妄想した結果、あんな金欠勇者になってしまいました(笑)
宝箱は生命線、アゲハちゃんのお礼万歳、あとは地道にアルバイトで食い繋いでいるかと思ったんです。草を刈ってもお金は普通でないとリアル事情を盛り込んだらああなるんじゃないか。こんな設定ですが勇者頑張れ。
それからナナシの中のトワプリリンクは平凡な村人、というイメージが強いです。
いくらトライフォースの補正で身体能力は高くとも、スカイウォードソードの輪廻があろうとも、宿命や運命が訪れることが定まっていようとも、そこに生きる青年としての『生』は村人である―――そんな立ち位置からの急激な変化はそれこそ人生の転機どころじゃないと悶々としていました。あのモノローグはそれを少しでも表現しようと思い、こんな風だったのではないか、と書いていました。
そのようなリンクの心情と、旅の経過を合わせてみたのが『隙間風』の原点です。
この短編には自分なりの原点回帰を詰め込んだつもりだったので、お褒めの言葉に少し調子に乗ってます、すみません(笑)
実を言うと、トワプリらしく『光と影の対比』という二つの視点を盛り込んでいました。
一人称での主人公(リンク)視点がこの小説の主体でありますが、彼の視点からしか見えないものが『光』。
最後に総まとめを行い、リンクの隠してきた事実を露にした三人称+ミドナ視点を『影』にしました。
なので『Shadow-side.』を飛ばしても、飛ばさなくても二つの視点で見られるようにしています。伏線のアルバイト君の対比にも苦労しましたが、やれるだけやれて良かったと思えます。
このリンクは本質的には優しいのですがあまりに不器用で、それを愚痴で覆い隠すことで誤魔化してきた極度の不器用な青年です。いわずもがな、それが余計に悪化した原因は再び訪れた予定調和なハイラルの危機ですが、ミドナが戦慄したのはそこなんですよね。我が身を省みない愚直な姿勢はトラウマ染みた経験の影響を存分に受けまくって既に取り返しのつかない領域に達してしまったというか。幸いにも心情を察せられる仲間や幼なじみに恵まれているので、今後矯正されていけばいいと勝手に妄想の風呂敷を広げています。というかすみません何か語ってしまいました。
タイトルに関してはふっと浮かんだ文字を並べてみたので、自分としても多重の意味合いに見受けられています。リンクの心に隙間風があるのか、はたまた僅かに覗く希望に影が差しているのか、あるいはミドナ自身が勇者の抱える歪な隙間に吹く安らぎ風なのか。こればかりは自分でもよくわからない解釈になってしまいました、申し訳ありません。
ですが、ここまで深く小説を読んでいただきありがとうございました。書いた側としても、月並みではありますが本当に嬉しかったです。
これからも頑張ります。
あらためて、あすなろT様、コメントありがとうございました!
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