暗チに囁かれる


▼リゾット
朝目が覚めるといつも夢主より早く起きてるリゾットが今日は珍しくまだ寝ている。その寝顔は穏やかだが目の下のクマが目立つ。
疲れてるんだなあって思わず頬を撫でるとうっすら目が開いた。
おはようって話しかけるとまだ眠たげな声で小さく返事が返ってきて、その可愛い声にちょっと笑ってしまう。
「もう少し寝てる?」「…ああ」
そういうと夢主の腰に腕を回し自分の方に抱き寄せてくる。
夢主もリゾットの背中に腕を回してあやす様に背中をトントン。
また瞼が落ちてきたリゾットは夢主の耳に唇を寄せて「おやすみ…目が覚めたら1番におまえの顔を見せてくれ」と言い眠りにつく。


▼プロシュート
プロシュートがアジトに帰るとソファで夢主が寝ていた。あまりの無防備さに思わず眉間にしわを寄せ足早に近付き、肩を叩くが全く起きる気配がない。
さてどうするかと溜息をついた後何かを思いついたプロシュートは夢主を抱き上げてそのソファに今度は自分が座り、膝の上に夢主を横向きに座らせて腰を抱く。
まだ穏やかな顔で寝てる夢主をしょうがねえなって顔で見つめながら夢主の髪を耳にかけて「早く目を覚ませよ、オレのgattina」と囁き耳に軽くキスをする。
(その後この体勢のまま夢主はニヤついた暗チメンバーに見られながら目を覚ますことになり、恥ずかしいからやめてという夢主にこれに懲りたら今度からこんな所で寝るのはやめるんだなってニヤッとするプロシュート)


▼イルーゾォ
夢主と喧嘩したイルーゾォ。最初は絶対俺からは謝らないからなって思って鏡の中にひきこもるが、時間が経つにつれてもしかしたら嫌われたんじゃないかって不安になってきて鏡の中でウロウロ。
そんな時に部屋に夢主が帰ってきたから急いで隠れて覗き見してると鏡を見てさっきのイルーゾォとの喧嘩を思い出した夢主がちょっとムッとした顔で鏡から顔を逸らしたのを見て思わず鏡の中に夢主を引き込み、そのまま後ろから抱きしめて少し震えた小さな声で「…オレが悪かった。だから嫌いにならないでくれ…愛してるんだ。」と言って肩に顔を埋めてくる。


▼ホルマジオ
何やら暗い顔をしている夢主。どうしたんだよ、話してみなって夢主を抱えあげ、向かい合うように跨がせて自分の膝の上に座らせる。頭をポンポンと撫でて話すのを促してやるとぽつぽつと夢主が話し始めたのを時折返事をしながら聞くホルマジオ。
次第に声をつまらせながら話すようになった夢主の頭を肩に乗せて自分に顔が見えないようにして「我慢なんかすんな、全部オレが受け止めてやるよ」と我慢させずにきちんと泣かせてくれる。



その後


▼リゾット
リゾットはこういう休みの日ぐらい自堕落に過ごして欲しい。
お昼頃までベッドで2人でゴロゴロして1日パジャマで過ごして欲しいし、ソファでテレビ見ながらウトウトしてそのまま2人で肩寄せあってお昼寝して欲しい。


▼プロシュート
無防備な夢主を懲らしめる為にわざとみんなの前でやるんだけど、最初は面白そうって協力してくれる皆だけど、プロシュートが夢主が寝てる間 愛おしそうに見つめたり髪を撫でたりしてるからおまえもいい加減にしろよって思われてる。


▼イルーゾォ
この後夢主にごめんね、私も愛してるよって頭撫でられるからさらに力強く抱きしめるイルーゾォ。正直ちょっと泣きそう。
この日は夢主がどこに行こうがずっとあとをちょこちょこ着いてくる。


▼ホルマジオ
夢主、しっかり泣いて落ち着いてきたけど恥ずかしくて顔あげれないからしょうがねえなあって顔あげさせられておでこコツンてされる。
正直夢主が可愛くてニヤニヤが止まらない。



Twitter 2019.03.01
2019.03.28


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