暗チと半分こ


▼プロシュート
私にも頂戴という夢主に自分が食べていたものを半分にして差し出すとそのままそれを口に含んでもぐもぐ食べる夢主を無言で見つめるプロシュート。残りも続けて夢主の口元に持っていって食べさせる。次々と出されるものをもぐもぐと食べ続けてた夢主。「…ねぇ、餌付けだと思ってない?」そう言う夢主にプロシュートは顔を逸らすが肩が震えてて笑っちゃってるのが夢主にバレる。「もう!」「クッ…悪かったよ、オレのgattina」膝の上に乗せて頭クシャって撫でてくるプロシュートのご機嫌取りにしょうがないなって素直にのってあげる夢主。


▼ギアッチョ
「ギアッチョ、それ見たことないけど新商品?美味しそうだね」「オメーも飲んでみるか?」「良いの?」ギアッチョが飲んでた新発売のジュースを一口貰って飲む。「結構美味しいかも、ありがとう」とそのまま返した後にあ、これって間接キスと夢主が思ってると残りを一気に飲み干すギアッチョ。「…ギアッチョ、間接キスとか気にするタイプかと思ったのに」「アァ?今更そんなん気にしねぇよ。いつでも直接できるしよォ」夢主の頭掴んで引き寄せるとチュッてして何食わぬ顔で飲み終わった缶をゴミ箱に捨ててる。


▼リゾット
冷蔵庫に残ってたお菓子を見つけた夢主。「リゾット食べる?」「いや、おまえが食べるといい」自分は構わないと全部夢主にあげようとするが、じゃあ半分こねと夢主はそれを半分にしてリゾットに差し出す。リゾットは夢主の手首を掴んでそのままパクッと口に含むと最後に夢主の指をペロって舐めてから離れる。恥ずかしさから顔真っ赤にした夢主に「私まで食べようとしないで…!」と怒られるが「こんなのはまだ味見だ」と返す。夢主を押し倒すと「こういうのを食べるっていうんだぞ」と噛み付くようなキスをしてくる。


▼イルーゾォ
「え?イルーゾォ、これ苦手なの?」「食ったことはねぇが…それ上手いかァ?」「えー食わず嫌い?まぁ私も苦手な食べ物あるし、苦手なものはしょうがないよ」そのまま食べ続ける夢主をじーっと見つめるイルーゾォ。「おまえはそれ好きなのか?」「うん、私は好き」尚も見つめてくるから食べてみる気になったのかと思って「食べてみる?」とフォークを差し出してみる夢主。始めは躊躇ってたけど少しして顔赤くして目線逸らしながら食べたイルーゾォに「どう?美味しい?」と尋ねると「まぁ…悪くねぇな」と答えたイルーゾォに夢主は嬉しそう。別に食べたかったんじゃなくて夢主の美味しそうに食べてる顔見てただけだけど、一緒に食べたらこんなに嬉しそうな顔してくれるなら今度から食べてもいいなと思ってるイルーゾォ。


▼ホルマジオ
「お、それオレにもくれよ」作業しつつお菓子食べてる夢主を見てそう言うけど「ごめん、これが最後」と口に咥えながらもごもご伝える夢主。するとホルマジオが近付いてきて夢主へ顔を近付けるとそのお菓子を自分も口に咥えてパキッと半分持っていく。驚いて固まっちゃった夢主の口からお菓子の残りが落ちていくのを見て可笑しそうに笑うと、顎を掴んで口の端についてるお菓子の欠片までも舐めとっていく。「な、な、なにを…!」「ん、ご馳走さん」


▼メローネ
アジトのキッチンで食事を作ってたらメローネが来る。「あれ、メローネいたの?ごめん、自分の分しか作ってないや」「いいよ、オレにはこれがあるから」そう言うと冷蔵庫からゼリーを取り出したメローネ。「…ねぇ、まさかそれだけ?」「そうだけど」「駄目!ただでさえちゃんと食べないんだから。作ったの半分あげるから一緒にご飯食べよう?」夢主は無理やりメローネをテーブルにつかせると料理を取り分けて自分も座る。戸惑いつつも夢主に促されて食事に手をつける。久し振りのまともな食事、しかも手料理でなんだか胸がいっぱいになって思わず「美味い…」と声に出ちゃうメローネを見て夢主は歯を見せて笑う。それを正面から見ちゃったメローネは思わず目を逸らすが、その顔は赤い。


▼ペッシ
外で見つけたジェラートショップでジェラートを買って食べる二人。「うーん…結局これにしたけど、やっぱりそっちも美味しそう」「食べるかい?」「いいの?じゃあペッシはこっちの食べてみて」お互いのジェラートを一口ずつ取り合って食べる。「美味しい〜、こっちの方が好みだったかも」「…じゃあ今度出かけた時はこれにするといいよ」だからまたデートしようと言ってるかのようなペッシのその言葉を聞いた夢主は「私、他にも食べたい味沢山あったんだ…あと一回じゃあ食べきれないぐらい」と俯きながらカップを握りしめて伝える。「だったら、また来よう?…何回でも」と返すペッシ。その後二人は赤くなって熱くなった顔を冷ますように無言でジェラート食べてる。



Twitter 2019.07.20
2019.07.20


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