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一瞬だった。
たった一瞬、目をつぶっていたその刹那に、燐達は元居た書庫へと帰っていた。
目をあけた後に見る光景は、あまりにも先ほどの「非日常」とはかけ離れていて、先ほどのことは悪い夢だったのではないかと思うほどだったが、全員が蒼白な顔で震えていることと目の前の少女がその仮説を否定した。
先ほどあの化け物を一撃でしとめた少女は振り返り、やわらかく笑った。

「もう、大丈夫です。魔女は倒しましたから、結界も消えました。」

振り返ったその顔は、肩にいるぬいぐるみのような生き物と相まって、華奢な背中から予想していた年齢よりもさらに幼い少女のものに見えた。
唖然として言葉もでない面々の中で、一番立ち直るのが早かったのはある意味予備知識を持っていた男だった。

「あ、あなたは、そのキュウべぇと契約した――」
普段紳士を気取るその仕草も忘れて、震える指で少女の肩に居る生き物を指したメフィストの言葉を継いだのは、少女自身だった。

「はい、私、魔法少女です。」
にこりと更に深く笑った少女の言葉の意味が分かる者は、この場にはメフィストしかいなかった。









やってみたけど撃沈した「青エク」×「まど☆マギ」
とりあえずガチヲタなメフィストが主人公およびくっついてきたQBを知っていたという展開が書きたかった
その後、主人公のことを説明するために候補生と教員皆でまど☆マギ鑑賞会して、燐が「こんなのってねぇよぉぉぉ」って鼻水たらして泣いてればいいと思う。と突発的に思ったり
一応主人公はまど☆マギ世界の住人で、まどか達とは直接関係の無い地区の魔女狩りをしていた時空魔法の使い手
まどかの願いによって魔女が生まれなくなったはずだけど、それを察知して異世界へ逃げ込んだ魔女を狩るべく、概念と化したまどかと「契約」して青エク世界にトリップ・・・とかいらん設定まで考えたけど、絶対にうまく連載できるわけ無いと思った
や、青エクも難しい話だけど、まど☆マギはその上を行く複雑な世界観設定だと思うよ^q^
魔女あっさり倒しすぎだが、チート主人公だから仕方ないww

長編aoex魔女連載の方を構想して書き始めた後にまどマギみてワルプルギスの夜だとか魔女だとかいう単語がポイポイ登場してどうしようかと思ったのが懐かしいです

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