ある日の灰崎くんと花宮さん





ぴろりん♪


メールの着信を告げた携帯を取り出して内容を確認した男は、その場で肩を震わせた。
メキリと握り締めた携帯から嫌な音が鳴る。


「こいつうっぜえええええ!!黒子ふざけんなあああああ!!!」
「メールうっぜえええええ!!テツヤふざけんなあああああ!!!」


「「!!!」」


「おいお前、今テツヤって言ったか?」
「そういうアンタこそ、今『黒子』って言わなかったか?」
「……」
「……」
「俺は霧崎第一の花宮だ。ちょっと話さねぇか」
「そこのマジバで良いなら。俺は福田総合の灰崎」
「あー、キセキの。…黒子のヤツと仲良いんだって?」
「そういうアンタこそ、テツヤと仲良いみてぇじゃねぇか」


「「……」」



***



黒子:めーでーめーでーwwwwwww


高尾:どうしたwwwwwwwwww


黒子:電柱|゚Д゚)<マジバの前で花宮さんと灰崎くんが硬く握手を交わしている件


高尾:何か通じ合ったのかwwwwwwww


黒子:看板|゚Д゚)<仲良くなったんですかね?www


高尾:それなんて悪道コンビwwwwwwww


黒子:衝立|゚Д゚)<とりまお祝いにそっとバニラシェイクを差し入れしてきますwww


高尾:地味に近づいてるwwwwwwwwww


黒子:置いてきましたwwwあ、気付いたwwww二人とも立ち上がってめっちゃキョロキョロしてるwww


高尾:ちょっと二人宛てに「m9(^Д^)プギャー」って送ってみるわwww


黒子:じゃあ僕は「僕はここだよー!\(^ω^)/」にしますwwww


高尾:中の人やめwwwwww


黒子:な、中の人など居ない!


高尾:動揺すんなしwwwwwwww





***
※悪童じゃなくて悪道。

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