青峰くんと桐皇バスケ部!





「あれ?この携帯、もしかして青峰さんの……、……ッ!?」


「なにしとんの?桜井。それ青峰の携帯ちゃうんか?」
「あ、キャプテンに若松先輩!すみません!開いたままここに置いてあったので、壊れるといけないと思って!」
「ああ、いつボール飛んでくるか分からんからな、ここ」
「青峰はどこ行ったんだ?てかメール画面のままじゃねーか」
「へぇ、誰とメール中やったん?」
「あ!」


From:テツ
件名:あしたのよていですけど
本文:いつものストバスコートに
あさの11:00に しゅうごうです
かがみくん と きせくん もくるので
おくれないように してくださいね


「…………」
「…………」
「…………」


「…なぁ、青峰って」
「……いや、そんなわけあらへん!ちゃうはずや!」
「すみませんすみません!漢字読めないんだこの人なんて思ってすみません!」
「こら桜井!!」


「なにやってんだ、アンタ等」
「あ、青峰!!」
「ッお、お前どこ行ってたんだよ!!」
「別にどこだっていいだろーが。つか、良。それ俺の携帯」
「あ、はい!すみません!ここに置いておくと壊れるかもしれないので!どうぞ!」
「おー」


「………」
「…………」
「…なぁ、青峰。たまたまメール画面見えてもーてんけどな、黒子くんとのメールっていつもそんな感じなん?」
「あ?どういう意味だよ」
「ほら、あれやん!アレ!なぁ若松!」
「え!?あ、そ、そうっすね!なんつーか、あれ、よみやすい!?みたいな!?」
「ああ、中学ん時からこんなだけど」


「……やっぱり青峰さんって漢字読めないんじゃ」
「桜井!あかんッ!これは人類には早すぎる話題や!」
「……俺は何も見なかった、何も見なかった…」


「わかりやすくていいよなー。さすがテツ」
「「「……ソウデスネ」」」





***
ひらがなメールを疑問に思わない青峰とツッコミたい周囲。

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