小さな幸せ
6月12日、今日は僕にとっても、みちるにとっても、1年の中で最も大切な日だ。

僕達の最愛のプリンセス…エリカが、日向夏希として、この世に転生を果たした日。つまりは、彼女の誕生日だ。

僕とみちるは学校をサボり、事前に貸切の予約をしておいた、小さなジャズバーの店舗内の飾り付けをしていた。普段なら、こんな面倒な事は絶対にしないけど、全て夏希の誕生日を祝う為、夏希の為だと思うと、全然苦にならなかった。


「みちる、こっちの飾り付けは終わったぞ。」

「ありがと。それじゃあ、そろそろ夏希も学校が終わる頃でしょうから、学校まで迎えに行って来てくれるかしら?その間に、こっちの準備も全て終わらせておくわ。」

「わかった。それじゃ、行って来る。」

「ええ、気を付けてね?」


僕はみちるの言葉を受け、店から出ると店の前に停めていたバイクに跨り、夏希を迎えに、彼女の通う十番中学まで向かった。


「んー…っ…終わった、終わったー!」

「ふふ…お疲れ様、うさぎ。それじゃ、帰ろっか?」

「うん!」


私は、掃除当番だったうさぎが終わるのを待って、彼女と一緒に教室を出た。私達は何気ない会話をしながら、靴を履き替える為に昇降口へと向かった。


「それでねー……って…あれ?何だろう、あの人だかり…しかも女の子ばっかり…」

「本当だ、すごい人…何なんだろう…」

「夏希ちゃん、行ってみよう!」

「え?ちょっ、うさぎ!」


靴を履き変え、校舎の外に出た私達の目に映ったのは、校門の前に出来た人だかり。それも女子生徒ばかり…。それが一体、何の騒ぎかと気になったうさぎは、隣にいた私の手を掴むと、迷わずその人だかりの中へと紛れ込んで行った。


「ねぇねぇ、これ一体何の騒ぎなのー?」

「すっごいイケメンがいるのよ!」

「イケメン!?どこどこ!?」


イケメンと聞いて、そのイケメンを見ようと必死に探すうさぎに、私は苦笑を漏らした。


「…うさぎには、衛さんがいるのに…」


私が苦笑と共にそんな事を漏らしたその時、よく聞き覚えのある声が、私の耳に届いた。


「!お、いたいた…」

「え…?」

「待ってたよ、僕のプリンセス…」

「!はるか!」


そう言って私の手を取り、そっと手の甲に口付けるはるかを見て、私は驚愕の表情を隠せなかった。


「どうしてここに…!」

「迎えに来たんだよ。連れて行きたい場所があるんだ…」

「連れて行きたい場所…?」


私がはるかの言葉に、疑問の声と同時に首を傾げたその時、人だかりの中へと消えていったはずのうさぎが戻って来た。


「!はるかさん…!どうしてここに…?」

「!やあ、お団子頭も一緒だったのか。」

「え?あ、はい…!夏希ちゃんと一緒に帰る約束してて…」

「そうか…それじゃ、お団子頭も一緒に来るか?」

「へ?どこにですか…?」


はるかの突然の誘いに、うさぎも私と同じ反応を彼に返した。それにはるかは小さく笑みを浮かべると、私達2人の質問に答えた。


「これから近くのジャズバーで、みちると2人で夏希のバースデイパーティーをやるつもりだったんだ。せっかく会ったんだし、お団子頭もお友達を連れておいで…」

「え…?あたしも、行っていいんですか…?」

「あぁ…夏希の誕生日を祝いたいって気持ちが、少しでもあるならね…。それに、せっかく店舗を貸し切ってのパーティーなんだ。少ないよりは、数人でも多い方がいい…」


このはるかの言葉に、私とうさぎの声が綺麗に重なった。


「「えぇ!?店舗貸し切ったの(んですか)!?」」

「?いけなかったか?」


私とうさぎの質問に、きょとんとした顔で逆に聞き返して来たはるかに、私は驚きながらも言葉を続けた。


「え?いや、別にダメとは言わないけど……ただ、その…パーティーはパーティーでも、小さなホームパーティー程度だと思ってたから……びっくりした…」

「せっかくの夏希の誕生日を、僕達が小さなホームパーティー程度で済ませるわけないだろ?」

「あはは……ですよねー…」

「(せ、世界が違う…)あ、あの、と、とりあえず、皆に聞いてから決めていいですか…?」


うさぎは苦笑を浮かべながら、はるかにそう訪ねた。そんな彼女に、はるかは1枚のカードを取り出し、渡した。


「パーティーはこのお店でやってるから、来れるようなら、いつでもおいで?もしかしたら、珍しいものが見られるかもしれないぜ?」

「珍しいもの…?何ですか、それ…?」

「…それは来てからのお楽しみだな…。それじゃ、またなお団子頭。行くぞ、夏希…」

「あ、う、うん!ごめんね、うさぎ!」


私ははるかから受け取ったヘルメットを被り、彼のバイクの後ろへと乗ると、彼の腰に腕を回し、しっかりと掴まった。そしてそれを確認したはるかと共に、十番中を後にした。



―――――



あれから少し時が経ち、はるかの言っていたジャズバーに着いた私は、店の中に入るなり、店で私を待っていたみちるに掴まり、そのまま店の裏側へと連れて行かれると、みちるが持って来ていたドレスに着替えさせられ、今はみちるの手によってヘアメイクを施されている最中だ。


「……ねぇ、たかがバースデイパーティーで、ここまでやる必要あるの…?」

「あら、いけなかったかしら?」

「いや、そう言うわけじゃないんだけど……3人でやるつもりだったパーティーにしては、ちょっと豪華過ぎない…?」


私は先程見た光景を思い出し、メイクを終え、私の髪をセットしているみちるにそう問い掛けた。それに対しみちるは、きょとんとした顔を見せ、逆に私に問い掛ける。


「そうかしら?昔に比べたら、随分と地味な方だと思うんだけれど…?」

「そりゃ、昔は国を挙げてのパーティーだったからでしょ?今の私は一般庶民。お姫様でも何でもない、ただの中学生なんだから…」

「ふふ……あなたはいつも頑張ってるんだから、たまには贅沢してもいいんじゃないかしら?それに、うさぎ達にも声を掛けて来たんでしょう?」

「まあ、そうなんだけど……皆、来てくれるかな…?」


私の不安げな声に、みちるは優しく微笑むと、セットを終えた髪を崩さないようにそっと私を抱きしめ、言葉を掛けてくれた。


「大丈夫、来てくれるわ…。大切なお友達なんでしょう?」

「…うん…ありがとう、みちる。」


私はみちるの問い掛けに、微かに頬を染めると小さく頷いた。うさぎも、亜美も、レイも、まことも、美奈も…皆私の大切なお友達。きっと来てくれる、そんな期待を胸に込め、私はみちると共にはるかの元へと戻った。


「お待たせ、はるか。」


みちるははるかにそう声を掛けると、彼女の後ろに隠れるように立っていた私を、彼の前へと出した。


「あ、あの……どう、かな…?変じゃない…?」

「変じゃない。似合ってるよ…すごくね…」


そう言うとはるかは私の前に跪き、再び私の手を取るとそっとその甲に口付けた。


「…僕らの愛しいプリンセス…あなたが再び、この世に生れて来てくれた事を…」


そんなはるかに続き、みちるも私の前に跪くと、私を見上げ微笑みながら言った。


「そして、私達と再び出会って下さった事…。本当に、嬉しく思っていますわ…」


そう言うと2人は立ち上がり、私に向かって優しく微笑んだ。


「プリンセス……いや、夏希…」

「「(お)誕生日、おめでとう…」」

「ありがとう、はるか、みちる!」


私は2人の言葉が嬉しくて、はるかとみちる…大好きな2人に祝って貰えた事が何よりいも嬉しくて、2人にお礼を言うと、2人に思いっきり抱き付いた。はるかとみちるも、そんな私をギュッと抱きしめ、髪を崩さないように気を付けながら、優しく頭を撫でてくれた。

それから少しして、店の扉の開く音と共に、うさぎ達が店の中へと入って来た。


「あ、いたいた!夏希ちゃん」

「「「「「お誕生日おめでとう!」」」」」


私の姿を見付けるなり皆は、私に祝いの言葉を掛け、綺麗な色取り取りの花束をくれた。


「わぁ〜…ありがとう、皆!」


私は皆から花束を受け取り、彼女達に笑顔を向けると、お礼を言った。そして、全員が揃ったところで、はるかの一声により、立食パーティー形式のバースデイパーティーが始まった。



―――――



パーティーが始まって少し経った頃、私ははるか達の元を離れ、急な誘いだったのにも関わらず、集まってくれたうさぎ達の元へと向かった。


「うさぎ、亜美、レイ、まこと、美奈!皆、来てくれてありがとう!」


私の声に、談笑しながらはるかとみちるが用意した料理を食べていたうさぎ達が、一斉に私の方へと振り返った。


「あ、夏希ちゃん!」

「そんな…あたし達の方こそ、こんな素敵なパーティーに誘ってくれて、感謝してるのよ?」

「それにしても、はるかさん達すごいよなぁ…」

「うさぎから店貸し切ったとは聞いてたけど…」

「想像以上だわ…。こんなに豪華だなんて…」

「あはは…私もびっくりした…。まさか、ここまでやるとは思ってなかったし…」


私は美奈の言葉に、同意の言葉と共に苦笑を漏らした。


「まあ、とにかく…せっかく来たんだし、今日は受験の事を忘れて、疲れを癒すのに好きなだけ食べて、飲んで、騒いで、楽しんで行って?」

「「「「「はーい!」」」」」

「それじゃ、私ははるか達の所に戻るから…何かあったら言って?」


私は皆にそう言うと、彼女達に背を向け、彼女達とは別のテーブルで静かに食事をしていたはるか達の元へと戻った。


「あら、もういいの?」

「うん、皆にお礼言いたかっただけだから。」


戻って来た私の姿を目に捉えたみちるが、私にそう問い掛けて来た。私はそれに答えると、彼女とはるかの間に立ち、飲み物の入ったグラスを口に運んだ。


「みちる、夏希も戻って来た事だし、そろそろやるか…?」

「そうね…」

「え…?何かやるの…?」


私は2人の言葉に、首を傾げ、2人にそう尋ねた。するとはるかとみちるは私の手を取り、私をステージの方へと連れて行った。


「は?え?何…?」


混乱する私をマイクの前に立たせると、みちるはヴァイオリンを手にし、はるかはピアノの前に座ると、それぞれ演奏の準備に取り掛かった。


「いつもの曲でいいんだよな?」

「ええ…」

「それじゃ、夏希…あの夜のように、また君の美しい歌声を、僕達に聴かせてくれるかな?」

「え…?歌うの…?」

「そうよ?嫌?」

「別に嫌じゃないけど…」

「それじゃ、問題はないわね。始めましょ?」


みちるのこの言葉に、はるかはピアノの演奏を開始した。それに続き、みちるも演奏を開始する。そんな有無を言わさぬ2人の雰囲気に、私も抵抗を諦め、前奏が終わると、目を閉じ、あの晩と同じように、心を静めると歌い始めた。



―――――



まぎれもなくここにある抑えようもなくあふれてくる

君を想うとき
この胸宇宙になり 星を抱く

限りある時間を 日々を
君を愛することに使おう

あいしてると言える強さ
知りはじめてる

それは長い道
遠くにある 光に導かれて

何度でも また会おうね
こうして今 会えたように

つのるこの想い
冷たい風に揺れないように
守り続けると誓うよ



―――――



私は歌いながら、日向夏希として生まれた私の過去、そして前世、この町に来てからの数ヶ月の事…いろんな事を思い出した。

15年前、資産家の家に生まれた私は、早くに両親を事故で亡くし、父の執事をやっていたじいやに引き取られた。

子供のいなかったじいや達夫婦は、自分の仕えてた主人の子供ってのも少しはあるとは思うけど、私を本当の子供のように可愛がり、育ててくれた。

しかし、そのじいや夫妻も、数年前に病気で他界。それからの私は、ずっと1人で、孤独だった…。

私に近付いて来る大人達は、皆両親の残した遺産目当て…。私の味方になってくれる人は、誰1人としていなかった。

私はそんな大人達に子供だから、まだ小さいからってバカにされたくなくて、必死に勉強して、たくさんの知識を身に付けた。

しかし、そうすればする程、私を包む孤独の色は濃さを増し、中学に上がる頃には、私の回りには誰もいなかった。家族も、友達も、誰1人…

そんなある日、私の人生は突然甦った前世の記憶と共に、大きく変わる事となった。

当時の私は、まだS・S女学院の中等部に入学したばかりで、今より10cm程身長は低く、声ももう少し高かった。

見た目こそ子供だが、必死に身に付けた知識やら、大人達相手に言い合いをしていたせいか、私を包むオーラは、とても子供らしいとは言えず、皆は私を怖がり、誰1人近付いて来ようとしなかった。


「(やっぱり、ここでも一緒…。結局私は、どこに行っても、ずっと1人の運命…。…誰も私を必要とし、味方になってくれる人なんていない…)」


そんな事を考えながら校舎を出て、帰路に着く為、部室棟の前を通り過ぎようとしたその時、部室棟の外壁に寄り掛かり、苦しそうに胸を押え、呻く1人の女子生徒を見掛け、私は彼女に声を掛けた。


「!ちょっ、あなた大丈夫!?」

「うっ…あぁああああああ!!」

「!何…!?」


私が声を掛けた女子生徒は、突然叫び声上げると、その姿を見た事もないような化け物に変化させた。


「!何なの…っ…さっきまで人間だったのに…!」


私は驚きのあまり、その場に尻もちを着くと、見た事もない物への恐怖から後退った。


「ゃ…っ…嫌……来ないで!!」


しかし、私の言葉なんて聞く耳を持っていない化け物と化した女子生徒は、ゆっくりと私に近付き、そして襲い掛かろうと牙を剥いた。


「嫌ぁああああ!!」


私が恐怖から悲鳴に近い声でそう叫んだその時、私と化け物の間に、突然現れた光の中から、私の変身アイテムであるブレスレットが現れた。

私はその光を見た瞬間、この光に触れれば助かる…そんな気がして、咄嗟に光に手を伸ばし、変身アイテムであるブレスレットを手に取った。

その瞬間、私の中に突然流れ込んで来た前世の記憶に、私は自分が何者で、どうしてここにいるのか、この化け物を人間に戻すには、どうやったらいいのかを一瞬にして理解した。


「……そうだ…私は、太陽王国のプリンセスで、太陽系を統べる者…!太陽系を危機から救うのが、セーラー戦士である、私の使命…!ブライトイノセンスパワー!メイクアップ!」


私はブレスレットを空に掲げ、セーラーシャインへと変身を遂げた。そして襲い掛かって来る化け物の攻撃を避けると、ロッドを取り出し、浄化技を放った。


「シャイン・ハート・キュア・エイド!!」


私の放った技により、化け物は浄化され、私は無事、女子生徒を元の姿へと戻す事に成功した。

これを機に、私は毎日少しずつ前世の記憶と、セーラー戦士としての力、プリンセスとしての力を取り戻しって行った。

今もまだ、全ての記憶を取り戻したわけじゃない。現に、タリスマンの封印場所も、タリスマンがどんなものだったのかも、よく覚えていないのだ。

それでも、その中で、私の側にはいつもウラヌスとネプチューンがいてくれた事、ウラヌスと恋人関係にあった事を思い出し、私はこれまでずっと感じていた孤独から、ほんの少しだけ、救われた気がした…



―――――



そんな事を思い出している内に、いつの間にか最後まで歌い終えた私は、はるかのピアノの音により、現実世界に引き戻された。

そして、はるかが最後のメロディーを弾き終えたところで、私達の演奏と歌を聴いていたうさぎ達が、拍手と歓声と共に、私達の側へとやって来た。


「すっごーい!夏希ちゃん、歌上手!」

「本当!綺麗な、透き通る声で…」

「はるかさん達の演奏も、もちろん凄かったけどさ!」

「あんまり綺麗な声だから、聴き惚れちゃった…」

「何度でもまた会おうね、かー……素敵な詞よねー…」

「…ありがとう、皆!」


各々曲や演奏、私の歌声についての感想を述べる彼女達に、私は笑顔を向け、お礼を言った。


「ねぇ、夏希ちゃん!よかったら、また歌声聴かせて?」

「あら、たまにはうさぎもいい事言うじゃない!」

「ちょっと、レイちゃん!どう言う意味よ!?」

「まあまあ…2人とも…」


口喧嘩を始めたうさぎとレイを止めに入るまことに、私達はクスクスと笑いを漏らした。


「本当、いつもいつも…。飽きずによくやるわね…」
「あら、あの2人、そんなにしょっちゅう喧嘩してるの?」

「うん。まあ、結構頻繁に…大体うさぎが負けて、泣きながらレイちゃんのバカ〜って言って終わるんだけど…」

「うわぁああああん!レイちゃんのバカぁああ!!」


タイミング良く聞こえて来た声に、私は苦笑を漏らした。


「……ほらね…」

「よく見てるんだな、彼女達の事…」

「…まあ、ね…。…うさぎ達は、ずっと1人だった私に、初めて出来た、大切な友達だから…」


私の言葉を聞いたはるかは、皆が見ているのにも関わらず、立ち上がると私をきつく抱きしめた。


「ちょっ…!はるか…!!」


私は嬉しさ半分、恥ずかしさ半分から、微かに抵抗をして見せた。しかし、そんな私の抵抗なんて物ともせず、はるかは私をきつく抱きしめたまま、耳元で優しく私に囁いた。


「1人じゃない…」

「え…?」

「夏希は、1人なんかじゃない…。夏希の側には、いつでも僕達がいる…」

「!はるか…」


そんなはるかの言葉に、みちるも私の手を優しく取り、微笑むと続いた。


「夏希、忘れないで?今も、昔も、そしてこれからもずーっと、どんな事があっても…私達はあなたの味方よ?」

「みちる…」

「あたし達も!」

「ずーっと!」

「夏希ちゃんのお友達よ。」

「忘れないでよね!」

「レイ、まこと、亜美、美奈…」

「夏希ちゃん、あたし達は皆、夏希ちゃんの事が大好きだよ!」

「っ…うさぎ…」


はるかやみちるに続き、皆も私に温かい言葉を掛けてくれた。そんな皆の言葉が嬉しくて、私の目からは涙が零れた。


「もう二度と、夏希を1人になんかしないよ…。これからは、ずっと一緒だ…」

「うん…っ…!」


そう言って微笑みながら、優しく私の涙を拭うはるかに、私は思いっきり抱き付き、彼の胸へと顔を埋めた。そんな私を、はるかも再び私をきつく抱きしめ返してくれた。


「(私はもう、1人じゃない…。こんなにも素敵な友達が、仲間が、たくさんいる…)」


こうして、私の15回目の誕生日は、私にとって、特別な、大切な1日となった。

愛する人に、大切な友人達に囲まれて、今までずっと孤独だった私は、漸く本当の意味で孤独から救われたんだ。


「皆、大好き!」
to be continued...

歌詞 中島愛=ランカ・リー
『ホシキラ』より一部抜粋
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