- 星 野
- 「夏だ!!」
「うん、そうだね。」
「夏と言えば!?」
「さあ?」
「……なあ、お前さっきから反応冷たくね?」
「涼しくなっていいでしょ?」
「まあ、確かに……って、こんな事で涼しくなんかならねぇよ!!」
「はぁ〜……もう、さっきから何なの?煩くて読書に集中出来ないんだけど。」
「いや、だから夏と言えば…!?」
「だから知らないってば!!別にどうだっていいし…」
「ったく、乗り悪ぃな〜…夏と言えば海!プール!!」
「で?」
「で?じゃなくて…!!せっかくなんだし、海かプール行こうぜ!」
「星野達のファンが寄って来なくて、静かな所なら行ってもいいけど。」
「本当か!?」
「ファンが寄って来なくて、2人っきりで、静かな所なら、ね?」
せっかく遊びに行くのに、ファンの子達に嫉妬なんかしたくないからね
(!おまっ…あー…可愛い!!)
(ちょっ、暑いからひっつかないでよ…!)
(夏希の事が好き過ぎて無理。)
(なっ……バカ!!)