- 鬼 道
- ※キャラ崩壊しまくり。ごめんなさい。
放課後、いつもの部活の時間、皆がグラウンドで駆け回ってる中、委員会か何かで少し遅れてやって来た鬼道に、私は昨日の事を報告すべく、ストレッチ中の鬼道に近寄った。
「ねぇねぇ、鬼道」
「ん?何だ?」
地面に座って前屈をする鬼道の後ろに回ると、私は鬼道の背中を押し、ストレッチを手伝いながら、昨日の話を鬼道に持ち掛けた。
「ストレッチしながらでいいから、私の話し聞いてくれる?」
「ああ、構わない」
「あのね、昨日春奈と一緒に買い物に出掛けたんだけど…」
「ああ…昨日の夜、春奈から電話が掛って来た。お前に買い物付き合ってもらったんだって、嬉しそうに話してたぞ」
「本当?それはよかった……じゃなくて!!あのね、昨日春奈と買い物に行ったのよ」
「?ああ…それは聞いた」
「うん、知ってる。問題はここからなのよ」
「問題…?」
鬼道はストレッチを一時中断し、背中を押していた私へと視線を向けると、私の言葉に軽く首を傾げた。
「あのね、昨日春奈と買い物に行った所まではいいの。特に問題はなかったし、楽しかったから。だけど買い物が終わって一通り遊んで、いざ帰ろう!ってなった時にね、知らない男2人組に声掛けられて……」
「春奈ぁああああああああああ!!!!」
「あ!ちょっ、鬼道!!まだ話しは…!!」
私の話を聞いた鬼道は、顔色を変えて、すぐさま愛しの妹の元へと走って行った。
って言うか、彼女より妹の心配って…
(まあ、鬼道らしいっちゃ鬼道らしいんだけど…)
(何処のどいつだ!?俺の春奈に声を掛けたクソ野郎は…!!春奈ぁあああああああ!!)
(……でもやっぱり、ちょっとムカつく…)
(“ムカつくから、たまたま通り掛かった豪炎寺が助けてくれたって事は黙ってよ”)
鬼道ファンの皆様ごめんなさい。
でも、反省も後悔もしてない←