- E
- ひとりきりになった
会いたい夜につないだ
言葉のラインも 今はもう届かない
「はるか……会いたいよ…」
幼馴染が姿を消して、早数年…。今も何処にいるのかはわからない。
ただ風の噂で、レーサーとしての彼の話は、耳に入って来る事もあった。
レースに参加すれば負けなし、日本を代表する、期待の天才ジュニアレーサーだって…
ヴァイオリニストの、素敵な恋人がいるって噂も聞いた。
私の知ってる彼はもう、私がいくら必死に手を伸ばしたって、絶対に届かない存在になってしまった。
「ねぇ……もう、我儘も言わないし、迷惑だって掛けない…はるかの特別になりたいだなんて、思わない…友達だって、ただの幼馴染だってなんだっていいから……だから…っ…」
だからせめて、大好きなあなたの近くにはいさせて…
あなたが消えたあの日
あなたの背中を追いかけて
私の気持ちの全てを打ち明けていたら
私達の関係は、
何か変わっていたのかな?歌詞
観月ありささん
「風も空もきっと…」より一部抜粋
作詞:上田知華 作曲:上田知華 編曲:大槻景之