恋は Lonely Lonely heart
ひとりぼっちよ Lonely Lonely heart
喜びも悲しみも いつだって
私だけの夢の中
恋は Lonely Lonely heart
だけどきっといつの日にか
あなたの強い腕に抱かれながら
私たちになりたくて…
「……何その歌」
「…これは、地球にいた頃に知った曲……何か、この曲だけは忘れられなくてさ…今の私の心情に似てるからかな?」
そう言って笑う彼女の笑顔が、何だか今にも消えてしまいそうなくらい儚くて、僕は彼女が消えてしまうんじゃないかって思った。
「!?ちょっ、夜天…?」
「……」
僕は彼女の存在を確かめるように、何の前触れもなく、突然彼女を抱きしめた。そんな僕の行動に慌てる彼女を、僕は更に腕の力を強める事によって、多少強引にだが大人しくさせた。
「…っ……もう、急に何なの!?」
「…わかんない……でも、君に消えて欲しくないって思った」
「……何それ…意味分かんない…」
「僕にもわかんないよ……でも、これだけは言える…」
君はずっと、僕の目の届く所にいればいい
(!?はぁ!?き、急に何言って…!)
(だって、そう思ったから…)
(っ……馬鹿!)
(君よりは頭良いけど)
(そう言う意味じゃない!!)
(“知ってるよ、そんな事…。こんなの、ただの照れ隠しだって気付いてよ”)
歌詞
藤谷美和子さん
「私たちになりたくて」より一部抜粋
作詞:秋元康 作曲:井上望