自殺したみどりの死体は他殺体で発見された。
自殺した後異常な性癖を持った暴漢に襲われたのか。
しかしみどりは首を吊って自殺している。描写ではみどりが首を吊った後主人公に視点が戻っているから首を吊った後どうなったのかは分からない。
そしてこのような描写があったにも拘わらず主人公が発見したみどりは首に何の跡も残されていない惨殺死体であった。
これはどういうことか。
もし主人公のいる空間が平行世界の混ざり合う空間だとしたら、主人公が発見したみどりは主人公たちがいるのとは違う世界に住んでいるみどりということになる。
つまり自殺したみどりと殺されたみどりが存在するわけだ。
この二人のみどりが存在しているということになれば首の跡の問題はなくなるが、新たな問題が浮上する。
みどりが自殺をした場所とみどりが殺された場所はどちらも同じなのである。
どちらのみどりが先に死んでいたとしても後から来たみどりがもう一人の自分の死に様を見せられるのである。
もし自分と同じ姿をしたモノが首を吊っている、もしくは腹を切り開かれていればどうだろう。恐怖と驚きに足を掬われながらも逃げるのではないだろうか。
まして惨殺された自分の死体を発見し、その後自殺をしようなどという思考に至るだろうか。
もしくは、平行世界のみどりを見たのは主人公だけという可能性。
それなら二人のみどりが鉢合わせしたという可能性は消える。

…え?何、何だって、またみどりの死体が出た?馬鹿言うなよもう二体も出てるんだぜ。で、場所は、えぇ?前のとおんなじ場所じゃない。今度は何だって、うひゃー両目とも?酷いことをする人がいたもんだ。俺ぁ主人公に同情しちゃうね、

自殺したみどりの死体、惨殺されたみどりの死体、両目を抉られたみどりの死体。発見はどれも主人公である。
気になるといえば、みどりが殺されるシーンの直後、辺りを散策する主人公に切り替わると言うことだ。そして暫く散策するとみどり以外の人間の死体に出くわす。一回目などは見る度身体を震わせていたものだが、二回三回と重なり今は麻痺してしまったのか反応も悪い。
そして全体を見終わり、再びみどりの死体のある部屋に入っていく。なぜ入っていくのか。死体があるだけの部屋に入る意味。知り合いの惨殺死体など進んで目にしたいものではない。
入ろうとドアを開けた瞬間フラッシュバックのように四度目の惨殺シーン。同時に四体目が発見されましたと報告が入り、また主人公が死体の横を通り抜ける。
ひたすらループする。違うのは主人公の死体を見たときの反応と、みどりの殺され方。

そろそろ飽きたわ。



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寝ようとして瞼を閉じたらいきなりこんな考察が出てきてビビった


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