Dear*笹木様
2021/06/17

はじめまして。このサイトと、そしてハリポタの物語と出会ってくださりありがとうございます。
前回はご返信不要ということだったので控えさせていただいたのですが、その時からずっとお話してみたくてウズウズしておりました。その節はお気遣いいただきありがとうございます。
ただ、今回は特にご返信に対する言及がなかったので「ご返信しても構わないかな…?」と今度はソワソワしながら書き進めております。私が読者様とお話することが大好きで書いているだけなので、却ってご迷惑になってしまうようであればこの先お読みいただかなくとも全く構いません。コメントをいただき、ありがとうございました。

これ幸いとばかりに前回いただいていた内容から触れてしまうのですが、「原作を読んだ時の感動が蘇った」、この言葉が本当に嬉しかったです。自分なりに原作や映画を読み込み、「これを親世代に当てはめるならどうなるかな?」と一生懸命元のスタイルとオリジナリティのバランスを取った苦悩があったので、その辺りの違和感を覚えられることなく、むしろ小学生の時の気持ちを思い出していただけるなんて(個人的に名作に初めて触れた時の感動はとても希少なものだと思い込んでいるので)誉れ高いことだなあと胸が温かくなりました。

そして、今回のコメントについてですが…。
あまりにも優しく、そしてリアルな感想に思わずこちらまで涙してしまいました。大切な読者様の心を少しでも揺らせるというのは、物書きの端くれとして何よりもの本望です。
細かい話数まで挙げてくださりありがとうございました。こう言うと誤解を招きかねない表現ではありますが、あえて言います。142話は私の中でも一番と言っていいほど盛り上がるシーンで、今までの全てを込めた話でした。ホグワーツでの7年間という長い時間をかけて、回り道をしながら、たくさんのエピソードを重ねながら、恋愛だけでなく彼らの"友情"を築き上げてきました。ジェームズももちろんですが、何よりヒロインにとってリリーが、リリーにとってヒロインがどれだけ大切な存在であるか、長い文章だなあと思いながらもそれでも絶対に削ることはせず、全てをお伝えしようと頑張ってまいりました。
その先で涙を流してくださったというのなら、私が心血を注いだストーリーに少しでも共鳴していただけたということなのかな、と勝手に報われた気持ちでおります。なんだか自惚れたようなことばかり言ってしまっていますね、偉そうにしていて申し訳ないです。
番外編まで読んでくださっていたんですね! 評価の分かれるラストシーンをぶった切るように"誰がどう見ても幸せ"な話ばかりを書いていたので、そんな差異を楽しんでいただけていたら嬉しいです。

現実的で、説得力があって、納得感を持っていただける。
自分の文章についてあまり客観的に考える機会がなかったのですが、意識としてはいつもそれを叶えたいと思い続けていました。夢とはいっても「あるかもしれない」、アマチュアの二次創作でも「矛盾がない」…まだまだきっと完璧さを目指すには遠いところにいるのでしょうが、そう仰っていただけて心から幸せな気持ちになりました。こういう時、下手の横好きでも書いていて良かったと思えます。
拙いだなんてどうか仰らないでください。とても丁寧で美しく、こちらの方が心動かされるお言葉ばかりでした。明日からも頑張る活力をくださって、本当にありがとうございます。笹木さんの素敵な人生の一端を彩れるそんな誇らしい作品が作れるよう、今後も精進してまいります。

返信が遅くなった上に大変な長文となり失礼いたしました。
またいつでも遊びにいらしてください!




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