Dear*椎名様
2021/05/24

椎名さんこんにちは、またお話ができて嬉しいです!
前作からかなり時間が経ってしまったにも関わらず、こんなに早く感想を送っていただけるなんて感無量です。本当にありがとうございます。

いただいたコメントについては悪口だなんて全く思いませんでした。それどころか、私も意図して悪い表現を多用していたので、いつものことながらどこまでも的確に読み取っていただけて全力のバンザイをしてしまったくらいです。
ある意味スネイプはヒロインに対しても拗らせた感情を持っていました。文中でもあった通り直接何かをされたわけではなく、それどころか彼女が自分に歩み寄ろうとしていた時期もあったことをきちんと認識しているのですが、やっぱり一番は「リリーを取られた」ところに帰着してしまうんですよね。スネイプさえもう少し寛容な心を持っていれば仰る通り友人になれた未来もありえたかもしれません…が、いかんせん彼は孤独すぎましたね。ううむ。

そしてハリーが反発したシーン。ここについて取り上げていただけたことが本当に嬉しかったです!
挙げていただいた考察は全部少しずつ当てはまっています。椎名さんの読解力と申しますか、私の拙い言葉選びの中から朧げに意図していた部分を言語化してくださるお力には毎回感服するばかりだったのですが…今回はもう頭をどれだけ下げても足りませんでした。どうしてそこまでわかってくださるんだろうと不思議になってしまったほどです。

そうなんです、もう本当にこの部分を言葉にしてくださって感謝しかないのですが、このシーン、まだ"ハリーはヒロインの行動原理を理解できていない"時期なんです。
それでも反抗したのは、一番には"ムキになっていた"という理由からです。ヒロインがシリウスを見捨てた(見捨ててませんが)理由はわからないものの、それでもシリウスが愛おしげにヒロインについて語る時の表情を忘れたわけでもなく、どういう事情があったにせよ彼女がシリウスやリーマスにとって大切な存在であったことだけはきちんと認識しています。"わからない"からこそ"わかりたい"と思っている、だからこそ偏向的な意見でヒロインのことを悪く言わないでほしい、という思いがあった…というような感覚です。
元々スネイプが語る親世代観は偏っているという意識もあったんじゃないかなと思っているので(これは原作から受けた印象です)、そもそものスタンスが"スネイプが親やその友人について語る時は絶対悪意が潜んでいる"という受け取り方をするんじゃないかなと思った末のセリフでした。「知ったような口を聞くな!」的なアレですね。君もあんまり知らないでしょうよってツッコミを入れたくなってしまいますが。

ただ、スネイプに「強者の威を借りねばろくに発言すらできない、自我のない女だったというのに」と言われた瞬間、確実に揺らいではいると思います。
自我がなかったからこそシリウスが捕えられた時逃げたのかな…? という考えがきっと頭を掠めているんです。
ただ、その真意、事実については誰にも知りえないこと。ハリーはシリウスから話を聞いている時点で「ヒロインがシリウスを愛していたことを信じたい」とは思っているはずなので、揺らぎながらもスネイプの言葉を鵜呑みにはするまい、と自分に言い聞かせている節があったのだと思います。だからこそあそこまで強い言葉が出た、という部分もありました。
というかここまで考えていたならそれを文章化しろよって話ですよね、すみません。

ハイキューの方も読んでくださっているんですか!
うわわ、しかも原作をご存じない状態でそれでも見てくださっているなんて…なんと言えば良いのでしょう、おこがましいことは百も承知なのですが、「私の文章」を読んでくださっているんだなあと涙がじんわり滲んできました。本当に、誇張でなく。
黒尾くんイケメンなんですよ…大好きなんです…格好良くて優しくて大人びているのにたまに子供っぽくて…。「イケメンくんですね」という部分を見た瞬間嬉しすぎてもう声に出して「うふふ」ってなってしまいました。だいぶ不審者でした。
私の作品をきっかけに検索までしてくださったことがもう物凄く嬉しくてですね…ああ、こんなに寄り添ってくださるんだ…一緒に楽しんでくださるんだ、と…もう…どう言葉にしたら良いのでしょうか、この気持ち。嬉しいですとか幸せですとか、もうこの世にある言語では表現できません。

そして椎名さん、夢書きさんだったんですね! 道理で文章がとてもお上手だと思いました!
サイトは開設するまでがかなりハードル高かったような記憶があるのでなんとも言えないのですが、椎名さんのような素敵な言葉を紡がれる方が再び書き始めてくださったらきっとこの世はもっと幸せで溢れるんだろうな、と思いました。ハガレンは未履修なのですが、テニプリやリボーンが懐かしすぎてじんわり温かい気持ちになっています。侑士くんと雲雀さんが大好きでした…。

こちらこそ毎回冗長な文章になってしまい申し訳ありません。椎名さんとおしゃべりするのは本当に楽しく、ついついたくさん書き過ぎてしまいます。
これからも椎名さんに楽しんでいただけるように、私自身も楽しみながら書き続けてまいります! 気が向いた時にはまたいつでもお話してやってくださいね!




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