Dear*ヨルノ様
2021/03/21

はじめまして、コメントありがとうございます。

ハリポタ長編をまさか毎日読んでくださっていたとは…!
毎日更新していて本当に良かったなあ、報われたなあと思いました。
しかも感想まで書き溜めていてくださったなんて…。一文字一文字大切に読ませていただきました。せっかくなので、ひとつずつお返事させてください。

人物像については本当に悩まされました。下書きの段階では、自分で年表を作って、彼らの人生を0歳の時から考えつつあーでもないこーでもないとずっと脳内作戦会議を開いていました(笑)
ヒロインとシリウスの距離感は、「"友達"のままでもきっとやっていくことはできただろうけど、それじゃどちらも納得しない」という微妙な特別感を探り探り作っていったつもりでいます。特にシリウスはちょっとやそっとじゃ心が動かないという偏見を持っているので、「お互いに高め合える尊敬すべき存在」と「一緒になって年相応にはしゃげる存在」のバランスを取るのに本当に苦労しました。
ですが、その結果こうして「2人だけに通じる空気感」を読み取っていただけたのであれば、とても嬉しいです。

ジェームズとリリーの関係はヒロインとシリウスのそれの次に悩みました。
幸い、作中に流れる時間が比較的緩やかだったので、特にリリーの心情の変化にはできるだけ飛躍せずに寄り添っていよう、と心がけながら書いたものになります。書いているうちに愛着が湧いてしまい、ヒロイン達と同じくらいお気に入りのカップルになっていたので、共感していただけたのだとわかってついにっこりしてしまいました。

レギュラスのことまで取り上げてくださってありがとうございます!
恋愛感情ではありませんが、仰る通りヒロインとレギュラスも互いを特別視していました(特にレギュラス)。
スリザリンの鍵を奪った場面に注目していただけて私もニヤニヤしています。レギュラスはきっと、ヒロインのことを最初からある程度脅威と見なしていたのだと思います。マグル生まれのくせにこちらを敵視するでも怯えるでもなく、まるで対等の人間のように淡々と接してくるなんて…みたいな。

リーマスの告白は、実は予定にないものでした。
こう言うと少し気持ち悪いのですが、下書きを書いていた時(それこそリーマスが「好きな人がいた」とヒロインに初めて白状した辺りのことです)、ある日突然彼が「ヒロインのことが好きだった」と言い出して、気づいた時には自然と物語がそう進んでいたんです。
ただ、何年も一緒に過ごし、後半では監督生というシリウスとはまた違った「相棒」の座を手に入れた彼のことを改めて思うと、それは10代の少年にとってある意味当たり前の心の変化だったのかな、と思っています。

悪戯のシーンは毎回書いていて本当に楽しかったです。秘密基地は絶対作るぞ! と思っていたので、ホグワーツの集大成にそれを成し遂げることができてほっとしています。
個人的にはホグワーツでの生活が楽しすぎて(小競り合いはあっても結局「学生」としての域は出ませんでしたし)、社会に出た後の急転直下ぶりに離れていってしまう読者様もいるのではないかな…と思っていました…。不安を一気に吹き飛ばしてくれるような臨場感のあるお言葉、ありがとうございます。

そして文体のことまで言及してくださって本当に嬉しいです!
強調表現などは初めての試みだったので、読みにくいところも諸所にあったかもしれませんが…好きの気持ち、たくさん伝わりました。

うわわハピエン至上主義、わかります!!!
ヨルノさんが考えてくださったたくさんの「もしも」、実現させたかったなあ…と読みながら何度も何度も深く頷いてしまいました。
ですが、最も共感したのは「でもこれがハリポタですもんね」というお言葉です。
死の瞬間は唐突に訪れ、今まで積み重ねたものを簡単に吹き消してしまう。私も原作でこの精神を学ばされました(笑)
そしてこれは完全に私の勝手な意見になってしまうのですが、ことこの世界においては「死」はそれほど忌避されるべきものじゃないかもしれない、と思っています。
死んだから全てが終わるわけじゃない。死ぬことがバッドエンドの全てじゃない。
そんな気持ちをこめて私なりのハッピーを模索した結果、こうなりました。
終わりが見えるにつれて先の展開もきっと読めていたことだと思いますし、ハピエン好きなヨルノさんには嫌な思いをさせてしまったかもしれませんが、最後まで読んでくださって本当にありがとうございました。ヒロインの死をここまで回避しようとしてくださったことが心から嬉しいです。

ハリーにヒロインの話をするシリウスですね! お任せください!
気は向いてしかいないですし、手もいつでも空けます!
最高のリクエストをありがとうございます、気合いを入れて書きますので、完成した折にはぜひまた遊びに来てくださいね。

たくさんの愛に詰まったお言葉を本当に本当にありがとうございました。
こちらこそお返事が非常に長くなってしまい申し訳ありません。
最後に、ヨルノさんの毎日が素晴らしいものでありますように。完結はしてしまいましたが、このお話がいつまでもヨルノさんのお傍にいてエールを送れるような存在になれたら嬉しいな、と思います。
最後に随分と出過ぎたことを申しました! 失礼しました!




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