次の瞬間、Dabihの前に立つ今日の実行犯をバカにした男は穴だらけになってゆっくり後ろに倒れた。

「ひっ」

「こ、このやろう」

倒れる男を避けるように退いた男のうちの二人がDabihに向かって弾を撃つ。しかしそれはDabihに当たることなく扉と壁にめり込んだ。その後再びDabihの短機関銃が弾を散らす音と共に男が二人倒れた。

「あの方はバカなどではない。」

低い声で呟くDabihは眉間に深く皺を寄せ光のない瞳で残った3人の男を睨みつけながら短機関銃を構える。

「訂正しろ。」

「う、うう・・・」

銃の先を背の低い男ののどに当てDabihはギリギリと押す。その姿を見てもう一人の男が目を見開いた。

「こ、こいつZodiacの・・・Dabih・・・?」

その言葉を聴いた背の低い男は壊れたように誤りだした。しかし、すみません、すみませんと涙を流しながら謝る男ののどはDabihの発した弾で穴が空く。

「あとは貴方だけですね?」

背の低い男ののどからゆっくりと銃口を離し最後に残った男へ向けた。Dabihの顔はそれはそれは楽しそうに笑っている。

「す、すすすみません」


がちがちと男の歯が鳴る情けない音が静かな館に響く。








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