第10位〜第8位
「10位俺、9位天羽、8位堺。以上。解散。」
「・・・」
「ぬぬ?素足隊長の声だけするのだ!どこに居るのだ?」
「天羽くん、つっこみどころそこですか?」
放課後、物が溢れる保健室へ呼ばれた天羽翼と堺椿は書類の山の向こうからの声に集合して5秒で解散を告げられた。
「ここだ、ここ。もう結果発表とかコメントとか面倒だ。だから10位から8位はコメント省略ってことで解散。」
「星月先生・・・」
「ぬはは〜なら、帰るか。」
「天羽くん、でもそれじゃあせっかく私たちに投票してくれた人に悪いですよ。せめて私たちだけでもコメントしましょう。」
珍しく饒舌な椿の真剣な顔(いつもの無表情)に気圧され、一度は帰ろうとした翼もそ、そうだな・・・と立ち止まった。
「ぬぬ・・・俺、あんまり継に書いてもらえないからなかなかみんなと会えないけど、たくさん票くれてありがと!・・・こんな感じでいい?」
左右に首を傾げながら口を開いた翼に椿は表情を変えずうんうんと頷いた。
「いいと思います。私からは、えっと、いつも暖かいメッセージありがとうございます。これからも頑張るので応援よろしくおねがいします。」
「ぬおお!!椿がたくさん喋ってるのだ・・・!!」
「・・・今、関係ないんですけど、天羽くんと二人で立ってると自分が背が高いこと忘れれそうです。」
「ぬぬ?そんなことないぞ?椿はちゃんと背高いから大丈夫なのだー!!」
「はぁ・・・そうですか・・・」
「・・・んん、天羽、堺、うるさい。」
「・・・すみません」
「ごめんちゃいなのだ!!」
ごそごそというものが擦れる音の中から星月の眠たげな声に注意された二人は保健室をあとにした。
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10位〜8位でした!
椿と翼はまさかの一票差でした。夢主がすごく愛されていて私は幸せです!!←
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