第13位〜第11位


放課後、星月学園。本日は職員室。人のまばらなその真ん中あたりに男2人。

「陽日センセ、もうはじめちゃいましょうよ。」

「だめだ!!水嶋が来ないと今回は話が始まらないんだ!」

古い椅子に座る七海哉太が至極だるそうになぜか立って水嶋郁を待つ担任、陽日直獅に声をかけた。

「でも、もう30分も待ってんのに来ないんすよ?」

「来る!水嶋は来る!!俺は信じてる!!」

そわそわと落ち着き無く職員室のドアを見ている陽日。自身の発言とは裏腹に表情は今にも泣きそうだ。右手に握る人気投票の結果が書かれた用紙はもうぐちゃぐちゃだ。このちっちゃい先生といい、でかい会計といい、人の手紙をなんだと思っているんだ。(告知してみた参照(笑))

「誰がちっちゃいだー!!」

「陽日センセ、何言ってんすか?」

「はっ!あ、いや、なんか誰かにちっちゃいって言われた気がしてだな・・・」

哉太の問いに陽日が首を傾げたとき、ガラリと大きな音を立てて職員室のドアが開いた。

「み、水嶋ぁああああああ!!」

「遅れてすみません。」

「ほら、ほら七海!来ただろ!!水嶋はなぁ、やったら出来る子なんだ!!」

水嶋の登場に陽日は目をうるうるさせながら哉太の肩を揺さぶる。

「わ、わかった、っすから、ゆ、さぶんの、やめてくださ、い。」

「うおお!すまん!!」

「で、陽日先生用事ってなんですか?」

「おお!よくぞ聞いてくれた!人気投票の結果発表だ!!」

ふんと胸を張った陽日を見て水嶋はああと声を漏らす。

「僕が11位だったやつですか。」

「水嶋ぁああああああああ!!?なんで?なんで言った?俺の役目がぁああああ!!」

「だぁあああああ!!何テメェややこしくなるようなことすんだよ!!」

「え?あぁ、すみません。」

陽日と哉太の大声に職員室にわずかに残った教師の視線が集まる。

「陽日センセ、もういいじゃないっすか。早く終わらせちゃいましょうよ。」

「うう・・・がっくし。」

「いいじゃないですか陽日先生。終わったことをどうこう言ったってはじまらないですし。」

「この状況、全部テメェのせいなんだよ!!水嶋は頼むから黙ってろ!!」

「仮にも教師にそんな口の利き方していいと思ってるの?」

哉太と水嶋がわぁわぁと口喧嘩をはじめどうにも収集がつかなくなった状況。陽日は先生らしく(?)気を取り直し、右手に握ったぐちゃぐちゃになった結果を広げた。

「七海、水嶋静まれ!!もう、言うぞ!結果発表なんてさくさくっと終わらせるぞ!」

気合の入った陽日の声に哉太も水嶋も口を止める。

「俺と七海、同票で12位!、水嶋は11位!!はい、終了。俺に投票してくれたみんなありがとうな!青春するんだぞー!!次、七海!」

まくし立てるように読み上げコメントを述べた陽日はビシっと哉太を指指した。

「え、えと、ありがと、な。今後も俺とそれから連載もよろしくな!はい、水嶋!」

「なんで、僕が君に指示されなきゃいけないの?」

「いいから言えって!!」

「・・・はいはい。投票してくれたみんなありがとね。僕でよければいつでも遊んであげるね。」

「水嶋ぁああああああ!職員室で口説くなぁあああ!!」






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13位〜11位でした。

結局最後まで収集がつきませんでした・・・。なんか、私が大人組を書くと暴走するのは何故でしょう。書きなれてないからですね。絶対そうですね。ということで直ちゃんと哉太と水嶋でした!








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