第21位〜第18位
放課後、星月学園。某教室。
「・・・」
「・・・」
「・・・くひひ」
傾いた夕陽が差し込む教室にお互い向き合うように3人の生徒が座っている。
西洋占星術科3年の白銀桜士郎、星座科2年白鳥弥彦、星詠み科の夏目小夜香だ。
「・・・あの、これなんなんですか?」
にやにやする桜士郎、仏頂面の小夜香という悪い空気を破ったのは教室に入ったときからおどおどとしていた白鳥だった。
「どうやら人気投票の結果発表らしいね。」
赤いおさげをいじりつつ桜士郎は返事をしてまたくひひと笑う。
「ああ・・・結果発表すか。きっと夜久が一位なんだろうなぁ」
この教室に集められた意味を聞いた白鳥はうっとりと呟く。
「いや、マドンナちゃんは候補に居なかったと思うよ?」
「ぅえ?えええええええええ!!!?」
「うるさい。」
「あ、す、すみません。」
白鳥は桜士郎から告げられた衝撃の事実に絶叫するも小夜香にぴしゃりと止められ身を小さくする。
「で、そこの赤毛、順位っての知ってるの?知ってるならさっさと発表してよ。」
機嫌が悪いらしい小夜香は明らかに苛立った口調で今度は桜士郎に声を掛ける。
「はいはい。サボりちゃんは何をそんなに急いでんのかな?」
小夜香の低めの声にひぃと悲鳴に似た声をあげた白鳥に反して桜士郎はちっとも堪えていない様子でポケットから紙を取り出した。
「んーと、第一回人気とうh「前置きはいいから。」
前置きのひとつも遮られた桜士郎はやれやれと紙をめくる。
「では、順位発表いくよ」
「ま、まってましたーー!!」
「だから、黙れってパーマ。」
「・・・す、すみません」
盛り上げようという健気な掛け声も小夜香にざくっと却下されうなだれる白鳥。
「では気を取り直して第21位はその他キャラ〜ってアバウトだなこりゃ。で、20位が俺!みんなありがとうね〜。で、19位が白鳥くん、18位がサボりちゃんだね〜」
「おお!追加してくれた人ありがとうな!!」
「・・・ありがとう。ということで私帰る。じゃあ」
「え?」
「あーあ、サボりちゃん行っちゃったねぇ」
イライラした小夜香に流されるように発表は終わり、バタンと少々乱暴にしまった教室のドアを見ながら白鳥と桜士郎もじゃあ、帰りますかと腰を上げるのだった。
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21位〜18位でした!!
思いもよらぬメンバーでこんなぐだぐだな文が精一杯でした・・・(笑)白鳥も桜士郎も後追加して頂いた候補でした!小夜香はまだ連載が始まったばかりなので予想通りっちゃ予想通りの結果でした(笑)。ということで彼(女)たちに投票して下さったみなさま、どうもありがとうございました!!
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