serial/学パロ(op) | ナノ



ほれ見ろ、すぐにこうなった!


「ちょっとアンタたち!見世物じゃないわよ!」

「(ナミ怖い)」


次の日学校に行くと更衣室のロッカーに入れておいてた体操服が見るも無残、というかびりびりに破かれて教室の後ろの方に散乱していた。


「いいって、このくらい自分で何とかできるから。先行って先生にテキトーなこと言っといて?」

「…分かったけど…こんなの気にするんじゃないわよ?」

「当たり前」


ナミの後ろ姿を見届けてから、とりあえず散らばった布切れを集めてごみ箱に入れて、更衣室のロッカーを確認しに行く。

ああ、やっぱりだめかぁ…

仕方ない、今日の体育は休もう。シャンクスにはナミがうまく言ってくれてるはずだから、落ち着くまで更衣室でだらだらして授業が終わりそうになったら教室に戻ればいい。


「(…それにしても今日は暑いなぁ、更衣室だし、シャツ脱いでよっかな)」

ガララ!ピシャン!

「おいエム!大丈夫か!」

「ぎゃあああ!!!」

「ばっっ!ハレンチか!」

「ハレンチはおめぇだよ!何しに女子更衣室に来てんだバカウリー!」

「バカ…っ?!お前…エムがどこぞのバカ女にちょっかい出されたって、ハレンチ娘が」


いいって言ったのに…ナミったら、よりにもよって一番大声で騒ぎ立てる奴に助けを求めてくれちゃって。


「いつまでお兄ちゃんぶってんの?もうただの先輩だよ?」


あたしは本当に別に気にしていない。こんな目に遭うことがあっても、こうやって助けてくれる奴らがいるわけなのだから。


「いたっ」

「バーカ。こんなとこでしょぼくれてサボってねぇで、さっさと授業行って来い」


あたしに何やら投げつけて、それだけ言って出て行った。…自分はサボり魔のくせに。





体操服ブカブカ





「お、エム、もう生理痛はいいのか?」

「(ナミ…!)」



END



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