まぁいい…これからマジメな話するから黙って座れ、というと長官もその椅子に腰を据えた。
「マジメな話だそうだチャパー」
「ああ…そのようだ」
「どうせ権力の話だろう」
そこォ!聞こえてんぞ!と騒がしいのもいつものことだ。
「ったく…。過去にCP5長官だった俺は、古代兵器、“プルトン”について五老星直々に指令をおおせつかった」
「プルトン…とは、なんじゃ?」
「あァ?まぁ…簡単に言っちまえば昔々実際につくられた兵器のことだ。古代兵器そのものの所在は今でこそ定かじゃねぇが、その能力はおそろしく、開放すれば即ちこのふざけた大海賊時代を終わらせることができるだろう代物だ」
…この大海賊時代を、
「終わらせる……?」
「そうだ。この古代兵器の設計図はここエニエスロビーと海列車でつながっている町『ウォーターセブン』の船大工が代々受け継いでいるって話なんだがよ…当時俺はこの設計図をあと一歩というところで掴めなかった」
長官はふんぞり返っていた椅子から立ち上がった。
「そこでだ!CP9史上最強と言われる諜報部員を要する今!この設計図を何としても手に入れろ!
メンバーはカリファ!カク!ブルーノ!そしてルッチだ!
お前らの手でこのくだらねェ大海賊時代を終わらせろ!正義は世界政府に、そして俺にあるんだ!わーっはっはっは!」
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