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::ヘラジカの角亭にて(リタ)

軽く空き時間できたのでシナリオ進めるか、と入ったけど、ユベルティさん来てくれるならホフマンで出ればよかったなあ。前日ソレユ君絡みの話が出てたので。

スクロールお渡ししたけど、使いづらそうなもので申し訳ない(笑)
また、あんな簡単なレクチャーでリード・マジック使えるのもどうかと思ったけど、そこはマーシュ・スワンプ・アンド・マイアー限定ということで、ゴムゴムの能力者たるユベルティさんは変化系魔法のコツを知ってるだろうし…ぐらいのご都合でひとつ(笑)

あれは魔法の名前と呪文の元ねたはアース・ウインド・アンド・ファイヤーのセプテンバーですが、効果はT&Tの魔法「ボッグ・アンド・マイアー(泥だ沼だ)」のぱくりです。
前にもT&Tの魔法についてなんか書いたと思いますが、ネーミングがいいの。
攻撃魔法「テイク・ザット・ユー・フィーンド!(これでもくらえ!)」とか、武器や鎧をガラスのように脆くして最初の衝撃で壊れるようにする魔法「ブレーカー・ブレーカー(粉みじん)」とか。
「ウインク・ウイング(瞬き移動)」あたりなんか、スクロール化したいですね。術者自身を一瞬で15メートルまで移動させる魔法です。呪文は「ユラユラ・スイミン・ユラユラ・ドリーミン」で。古い(笑)




ジェアンの地図に関してはあんな感じの設定でした。フランス語っぽい地名などもその辺の仕掛けです。
しかしどうも自演で小出しに思わせぶりなこと言う進行って、私苦手やわ(笑)

会話中「建国神話による統治権の正当主張」みたいなことを言いました。
建国話とは少し違いますが、ファンタジー源流の一つたるアーサー王伝説なんかも、もとは5、6世紀にサクソン人と戦った王(もしくは将兵)の話だったのが、中世に掘り出され脚色されて妙に流行った訳ですが、あれはウィリアム征服王に始まるノルマン朝支配の正当性をアピールするのに使われたという説をどっかで読みました。チューダー朝を開いたヘンリー7世も、ウェールズ出身という点から同じくアーサー王伝説を政治的にうまく利用したようですね。

まあノルマン公家、数代前までバイキングやってアバれてた人らですから、出自を伝説に仮託してロンダリングするわけです。
というか、それを言ったらすべての王権は元々征服者なので、それを聖化し、支配権に筋を通させるのが宗教や神話の役割でもありました。

もっと身近な例として現代小説にいくなら、中上健次の秋幸三部作でも、主人公の父・浜村龍造はいろいろ悪いことして財をなした単なる成り上がりなんですが、信長と戦い敗れた浜村孫一(雑賀の鈴木孫一のことか)の石碑を作って奉り、自分はその末裔であるとアピールし、周囲から「金さえあれば御先祖様までええのんと取り替えられる」と呆れられているくだりがありました。

まあファンタジーのシナリオでここまでやると生臭くてアレなんですが(笑)、ことほど左様に、いろいろな意図でもって神話や伝承は変化していくもので、しかし元になった出来事は何かあったのでしょう。そこを解き明かし、突き止めていく、一種の考古学ロマンみたいな感じも出せたらいいですねえ♪
 

2014.02.09 (Sun) 13:33
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