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::モミの木市場にて(ホフマン)

魚パン、あばよ涙。魚パン、よろしく勇気。

昔PCエンジンで出た日本テレネットの「天使の詩」というケルト風RPGで、作中の後半に行くことになる賢者の里みたいな場所があり、里を歩いてる仙人げな人たちに話しかけると、小難しげなことを言われたりするのですが、その中の一人が質問を投げてきて、以下のような問答が繰り広げられます。

仙人げ「若さとはなんじゃ?」
主人公「振り向かないことです」
仙人げ「では愛とは?」
主人公「ためらわないことです」

魚〜パァ〜ン。



昔のコンピュータRPGは世界がまだおおらかで雑で、そういう同人ノリみたいなしょうもないことを、ちょいちょい入れてくるのが楽しみでした。

スタッフが登場することもよくあります。
ウィザードリィのトレボーやワードナは制作者のアナグラムだし、マップにも彼らのイニシャルが隠れています。
ドラクエ1にも堀井雄二(ゆう帝)をはじめとしてファミコン神拳の三人や、ゆきのふ、よしりーんなどよくわからない人物まで、内輪の遊びが見られました。

同じジャンプ関連だと、さくまあきらがデザインしたハドソンの「桃太郎伝説」に、さくまや土居、鳥嶋編集者や、アイドルの斎藤由貴が登場してます。キャラデザの土居孝幸がファンだったよう。あとはジャッキー・チェン、ヤクルトのホーナー、村田英雄など。

声優では「ウルティマ恐怖のエグゾダス」の日高のりこが有名でしょうか?
イメージソングを日高さんが歌ってらしたのですが、作中の街に日高さんがいる。
話しかけると「レコード買ってくれた?」と聞かれ「はい」と答えると「ウソつき!」とか言われるの。なぜ猜疑心。
街人でも王様でも戦えるウルティマの特徴として、もちろん日高さんにも戦闘を仕掛けられます。衛兵が飛んできますが。


他社のキャラをいじることもありました。
ファイナルファンタジーも、一作目はD&Dのデータ流用した同人みたいなもので、アイテムの説明文や、お店の主人や、噴水を調べた時など、テキストの端々になんか妙なテンションが散見されましたが、エルフの村でお墓を調べると「リンクここに眠る」とか書かれてます。

もともとは天下の任天堂が「リンクの冒険」でロトの墓を出してた、それを受けてのことなのですが、他社ネタだらけのナムコのカンフーRPG「ケルナグール」で、上記の話が拾われてて、古墳のような場所を調べると「フリオニール(FF2の主人公)ここに眠る」と表示される。
その近くの石碑には「勇者の墓はめぐりめぐる。リンクしかり、ロトしかり」とあります。

あのゲームいろいろひどいの。大傑作です。
ある仙人に技を教わるには「退屈だからゲーム持ってきて」との望みを聞いて、PCエンジンとソフトを持ってかなければなりません。これファミコンゲームなのに。

でもケルナグールはいい作品ですよ。
フィールドは地方の特色もよく練られて、ストーリー進行でマップ開放されるのでなく、最初から完全に自由に、世界のどの場所にも隅々まで行けて、ゆえに何していいのか判らないのだけど、人々の話を聞き、強くなっていくにつれ、それまで謎だった人や場所が徐々に意味を持ってくるし、気になる場所を調べると、様々なレスポンスがあって探索が楽しい。あの、世界を掘り起こしていくような進行は、もっとあっていいと思います。




さてそれにしてもテムさんはかわいいです♪
大事そうに金平糖の瓶をしまう様子にほっこりしました。

ネージュさんはご不在でしたが、今週土曜の最終日に、また軽くホフマン出せるかな。
ちょっとまだ空くか確定ではないので、ここでゆるく私信まで〜
 

2017.09.27 (Wed) 00:45
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