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::【AD&D日記】1.二十二歳、(月)海へ

フォーゴトン・レルム、忘れられた地。
誰から、いつから、忘れられたというのか、そう呼ばれる場所があるといいます。

主物質界、惑星アビア・トリル、フェイルーン大陸。
その内陸、ムーンシー、月海と名付けられた内海地方。
時はたぶんデイル歴1340〜50年代。一人の冒険者がこの街を訪れました。



まあFC版AD&Dヒルズファーゆるゆるやっていってみましょう、ということで〜。

来週からは普通になると思うけど、ちょっと今週先週と色々やることあって、遊びやチャットあまり出られず。ペティットにも今日あたり少し出たかったのだけど残念。
そんな遊べなかった週の締めに、せめてパラレル妄想でもして遊んでみるかと。

ある日ほふまん22歳が歩いてたら何故かゲート開いたかなにかで、ムーンシー西岸地方にいた感じになりますか。


この世界「フォーゴトン・レルム」はD&Dの人気セッティングの一つで、この30年のかた、多くの設定が追加され、またたくさんのゲームや小説の舞台になってきました。
けどあいにく私はそれらの作品ほとんど触れてなくて、よく知らないのですよね。
だからこの機にほふまんと共に、私もこの世界を探索して行けたらと思います。





さて前頁で少し触れたように、ほふまんは馬を駆って山賊達の罠に満ちた街道をすすみ、ヒルズファーの街に着きました。
市壁の中に入り、馬小屋に馬を預けて通りに出れば、辺りには民家や酒場立ち並び、その向こうに塔を備えた城郭も見えます。


さあどこへ行ったものか。
そこらじゅうに見える民家にも入れそうだけど(入れます)、JRPGではないのでそれ普通に犯罪で、すぐに衛兵が飛んでくるでしょう(飛んできます)。
まずは人の集まりそうな広場なり酒場なりでもいくが定石か。
城郭前あたりが広そうですが、今はPM6時。暮れて広場に人まばらか。酒場を探してみますか。



やや大きく見える建物が酒場のようです。「鼠の巣窟亭」というらしい。非衛生的な屋号(笑)
入ってみると、注文もする前のいのいちばんに
「おまえさんのギルドは街の北西だよ」
と言われてしまった。


とりあえず初めての街なら飲み屋来る前にギルドに筋通してこい、という意味ですかね?確かにそれもそうですね。


股旅ものや寅さんなど、流れ者が「おひけえなすって」と仁義を切る場面がある。あれはやくざが宿場に着いて「わらじを脱ぐ」時のしきたりですが、中近世ヨーロッパの遍歴職人達も、旅先の同業ギルドやツンフトに仁義を切り、その儀式じみた挨拶の仕方を知っていることをもって身の証としました。これが通れば滞在中の食事や宿は約束され、仕事も受けられたそうです。
そこの筋を通さず街で勝手にモグリ仕事をしてたら、同業者から殴られたり追放されたりしても文句はいえないということもあったよう。

というか同業以外からにしても、武装して歩いてる流れ者の冒険者とか、居るだけで危険な人よねふつう。それが所属も明らかでなく身の証も立たないでは、ちょっと付き合いたくないかもしれない。
「○○親分のとこの客人か」となれば親分の顔で信用できる。だから親分やギルドとしてもその顔を潰されないため、いい加減な者は受け入れない。だからおかしなことをした者は、業界中に回状を回して破門にされたりするんでしょうな。

博徒、盗賊、冒険者など、法の埒外の人間こそ法のかわりに仁義に縛られ、一匹狼で好き放題ではちょっとやっていけないのが現実だったりしたのでしょう。
エンタメ作品ではそういう煩雑な部分カットするけど、わざわざ描かれてないだけで、そういうことはあるんだろうなという頭で観てますねー私。
ちなみにうちのリタやルトナは最低限の筋を通して後はそういうの面倒がって、付き合いから一定距離を置く性格なので、組織の中で出世しないタイプです(笑)




だいぶ話とんだけど、ここは酒場の忠告に従いましょう。一杯のみにてそそくさと礼を言って席をたち、ギルドがあるという街の北西へ。

おや。ギルドハウスを探して歩いていると、ワンダリング町人男性が近づいて情報を売り込んできました。



画像わかりづらいかもですが、この方左手でコインちゃりちゃりは弾きながら喋ってるんですね。行儀悪いというか、にじみでる軽薄感(笑) 売り物の情報への期待も削がれてしまうから、そういうの止した方がよくないでしょか。お節介ですが。
まあそううがったこと言ってないで、素直に買ってみるとしましょう。すると

「ズヘンティル砦はヒルズファーの強敵だ」

とのことばを残して彼は去っていきました。
それだけ?感あるけど、まあなるほど。
それより君の肩についてるマサルさん的なパーツはなんなんか聞きたかったけど。しかもコイル状みたいなってるし。あれジョリジョリこすっておもむろにストロンガーに変身して天が呼ぶ地が呼ぶ、とか口上のべだしたらどうしようかとハラハラします←

この「ズヘンティル砦」とは最近の一般的な訳でいう「ゼンティル・キープ」のことです。
大陸を股にかける犯罪結社「ゼンタリム」の牙城として恐れられる場所で、これがヒルズファーのすぐ北に位置しています。
そういう関係でこの近辺はかなりヤバい地方なのですが、ヒルズファーはゼンタリムと対立しているらしい背景がこの台詞からうかがえます。
でもこのゲーム自体の攻略には実は何も関係ない情報です(笑)




さあ戦士ギルドにつきました。
さっそく仁義をきらせていただきます。
「おひかえなすって、おひかえなすって。さっそくのおひかえありがとう存じます。手前生国といっては西世界ペティット地方ペティットです。教会の丘で産湯を使い(洗礼)、姓はほふまん名はふりっつと発します。なにかといたらぬ若輩の身ではありますが、お見知りいただいてのこの度は、どうぞよろしくお引きまわしのほど願います」
と言ったかどうかはわかりませんが、ギルドマスターのキャラタカス氏に会えました。



なるほど、入会試験のようなことがあるようです。射的場へ行ってこいとのお達し。

へえ、わかりました。けどもう夜7時だから射的場は閉まってるんじゃあないですかね。
旅から着いたばかりで疲れもあるし、とりあえず今日のところはこちらで休ませちゃあいただけませんか。(江戸弁気味)

いいよいいよ、とギルドで休息させてもらえます。正式入会前だけど、客分扱いというところでしょか。
ちなみにこのゲームに宿屋はないんですよね。休息するのは戦士、盗賊、魔術師はそれぞれのギルドハウスにて、僧侶の場合は寺院にてになります。



こうしてヒルズファーでの第一日が過ぎていきました。
おやすみなさい。

記事は長々と書きましたが、ここまでゲームのプレイ時間としては5分くらいです(笑)
(つづく)
 

2016.08.28 (Sun) 21:36
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