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::暁の草原にて(ホフマン)

14日。
台詞が完全にマスターキートン(笑)
キートンパパが犬に話しかけてる場面のあれでした。


「年年歳歳花相似、歳歳年年人不同。 分かるか太助? As time goes by という意味だ」

この"As time goes by"の語は「時の過ぎ行くままに」と訳される慣例があり、上記の場面でもそうルビが振られてたと思いますけど、映画カサブランカの例の歌の歌詞みると、むしろ「時が流れても」と訳すニュアンスでしょう。
「時の過ぎ行くままに」だと無常感、諦念、あなたまかせ感とか出てきて、沢田研二の同名曲でも
「時の過ぎゆくままにこの身をまかせ 男と女が ただよいながら おちて行くのも 幸せだよと 二人冷たい 身体合わせる」
とデカダンげな。

年年歳歳の漢詩も元は人の世の無常を嘆く色だったようですが、逆にも読める。
キートン父もそういう風に解いてるのでしょうか。
変わるものと変わらないものと、どちらに視点を置くかだし、変化を喜ばしいものとも寂しいことともとることはできる。けど起こっていることは同じ。だからそこもひっくるめて総和のように「時の過ぎ行くままに」とするのなら、この訳も肯定的な味が出てきませんか。


けどたまに映画や歌のフレーズうがってみるのも面白いです。吹き替えで見ると字幕と訳が違ったり。
ビッグバンセオリー見てて、ペニーにシェルドンの弱点を教える場面の台詞が、字幕では「彼の弱点だ」となっている。けどヒアリングするとウィークポイントでなく「ヒズ クリプトナイト」と言ってる。
その回のシェルドンはちょうどスーパーマンのTシャツ着てるの(笑)






さて輝さんが牧場に働きに来てくれることになりましたが、いきなりがそんな僻地で大丈夫か?(笑)
慣れないことも多いでしょうが楽しんでってくれれば幸いです。
NPC厩務員らもいることですし、仕事はねたら街へ出る機会もあるでしょうし、自由にやってもらえたら。牧場設定に齟齬が出た場合は後からなんらかフォローします。

出現時間お願いされてしまいましたが、実際私も出てるのそんな辺りだから問題ないのですが、お願いされるのはちょっと変かな。私は出たい時に好きに出ますし、みんなそうあるのが基本ではないでしょうか。特に用がある場合は合わせますので私書でお願いします♪







ついでだから設定の齟齬云々について。
毎度細かい話になるのですが、ロール上で話題にするくらいなら流れるし、まだいいかなという気もしますが、フリー場所や図鑑の文言は気を使います。
例えば「真ん中の街ポート・ポート」の設定者は私ではないですが、「西世界の中心に位置する」という一文は、すみませんけれど削らせていただきましたm(__)m
中心とか決めると他の場所の相対位置関係が限定されます。
「自称西世界の中心」というロールをうつのは自由だけど、客観的に自明のことのように設定するのは一種の確定になりかねないのではと危惧した次第です。

そもそもペティット世界が球形の星かどうかなどもわからないのです。公式には明記ないもの。
これも球形説をとなえるのは自由だけど、それが当然とするいわれはないわけで、平面説や亀の上説だってあっていいし、等しく扱われるべきではないかな。
24時間で一日、365日で一年、ということが大体経験的に確認されてるだけで、四季の移ろいは天体の運航でなくて、古代の人々が考えたように、精霊の働きによるかもしれないでしょ。可能性としては。
そこ自説出して、空飛ぶスパゲティモンスター教みたいにがんばる人もそうはいない気はしますけども(笑)


また例えば教会。十字架があるとかは公式設定はされてません。
人によっては女神像があったりもするので、例えばギガトールさんは「シンボル」としか呼ばないようにされてました。

ユベルティさんは大陽が東から昇ることも確定的に言わないようにしていました。
この辺お二人の流石と思った点です。


私もそういうところ無意識に確定や誘導やってしまって日々反省、気をつけないと。もしくは気をつけすぎないで適当でいないと、かしら。

ホフマンは日曜教会へ行きますが、日曜礼拝が毎週執り行われてて、教会関係者や信徒なら知ってるべきといったものであってはいけません。ホフマンが勝手に日曜行ってるわけです。

また例えば馬。ドラゴンなどと違って実在する動物ですから、動かすにはPL知識が影響してしまいます。
しかしペティット世界で「馬」という名で呼ばれてる動物が、こちらのリアル馬と同じ存在かどうか、誰にわかるでしょう?
まあだからってあんまり無茶してもどうかと思うけど(笑)、要するに「これが当然」と押し付けにならないようでないと。


何やってもいいのだからこそ全ては仮説、または限定的にのみ通用することというスタンス。

「この世界に果てはありません。
自由なファンタジーを、心行くまで生きて下さい。
全ては、あなたの想像のままに。」

とガイドの世界観に明記されてます。演繹的に言っていいのはそこからではないかな。

むろんこういうのも行き過ぎるとかえって窮屈で本末転倒ですから、万事フンワリがいいかなと思います。
それに、あまりに風通しがよすぎると全て吹き流されて何も形成されないようなこともあるでしょうから、ある程度の共通了解はいいのでしょうし、それには敬意を払うべき場合も多くあると思います。
まあけど、自分が変にあたま固まってないか、時に立ち返って考えてみたいものと思います。
 

2016.08.16 (Tue) 05:55
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