日報 ブログ ::牧草地にて(ホフマン) とっさに出た他所の牧場主の名前がブエノさん。 赤い河のディエゴからスペイン系の姓という連想で百年の孤独からブエンディーアさんとか思い付いたけど長いよってことで。無意味にフェイタリティソドミィなことになってしまった…← 実は私ローレンローレンのローハイドは昔ところどころ断片的に観たぐらいです。 「赤い河」なら何度も観たのですが。料理番の名前がウィッシュボンのおっさんでなく名優ウォルター・ブレナンに因んだのはそちらからです。 もっとも西部劇パロイベというわけでもないので、そのあたりは意識しないでいいかなと。 例えば積み荷の豆がキドニー豆(赤インゲン)でなく白インゲンなのは、ウェスタン的お約束からはややはずれるかもなんですが、キドニー豆で作ったチリコンカーンが映画によく出てくるのは、テキサスが唐辛子の原産地の中南米に近いからでしょう。 ペティットでもすでに激辛文化などあるのだし、他所よりシルフレイに唐辛子料理がとくべつ根付いてる必然性はない。なら白インゲンを煮たベイクドビーンズでもよいはずですし、むしろ自然かもです。 というか白インゲンはいわば初期装備で、やがておっさんがレベル上がるとキドニー豆やササゲ豆やひよこ豆を駆使したり、チリコンカーンやチャナマサラを習得していくのかもしれない。 でも豆は豆なん。おっさんは装備箇所に「豆」枠があります← ホフマンに銃を持たせてないのも、西部パロっぽさを外したい感があります。 「もし剣と魔法のファンタジー世界にキャトルドライブ文化が発生したらどのような発展を見るか?」 とif的に考えて作っていくのが楽しいので、そこを19世紀アメリカのカウボーイの格好させたり、記号のようにコルトSAAとウィンチェスターM73を持たせたりするのは変かな。それじゃウェスタンオタがぺちに間借りしてやりたい放題してるだけになる(笑) なのでウェスタンを意識したご参加をこころがけていただく必要はないですよ。 でも帯銃に関しては普通になさってるかたも多いし、頑なに拒むのもかえって不自然かもだから、今後検討はするです。 そもそもこのキャトルドライブという状況を選んだ理由は、ウェスタン趣味と別のところにあります。 運搬・移動全てにいえることですが、 「牛3000頭でも一個軍団でも、全部拡張魔法バッグに放り込むか、スモールライト魔法でポケットに放り込むかして、テレポート魔法で飛んで終了」 などのマンチ技を避ける問題です。実際にはあまり誰もそんな鬼なことしないと思うけど、そこを当て込んで甘えるのは違うかなと。 以前やったホフマン初出イベント「街道の旅」でもこれは焦点で、積み荷を魔法に反応してしまう走り魔木材にしました。 牛の場合、デリケートな動物でスタンピードがありますから、魔法とかドラゴン便のような強引な方法を採ると牛のストレスがマッハでやばいと思うんです多分。 でも催眠魔法や鎮静魔法を牛にかけるのは、局面によってはかなり有効よね。そういう工夫がおもしろいと思う。 しかし局面によっては危険で、一部の牛が急にバタバタ寝るのを見て、エッなんすかこれ、とびびった牛の不安が伝播してしまい、一部の暴走は抑制できるけど全体のSAN値はむしろ削れる、とか。 要するにいかに状況をイメージするかという遊びですから。 だからビジョン明確化の扶助になるよう、物資や編成の情報は、やや詳しくするようにしていますが、これが枷となることもあるはずで、そのへんはファジーでいいと思います。 設定というのは、その盤上であれば安心して自由に動けるという土台としてあるのであって、設定データの細かさ自体が目的化するのは転倒です。 「設定」は「お金」に似ている。あればそれを使っていろんなことが出来るようになるけれど、時にそれに縛られる。(名言風)(ドヤ顔) でもリアリティの擦り合わせは理屈的に後でできるので、なんでも自由にやるのがいいと思います。 例えばワイバーン便の値段。個人的には現行の100倍でもまだ安いかもと思います。 ウェスタンで言うなら、ミズーリからカリフォルニアの駅馬車の運賃は、労働者の給料一年ぶんくらいかかりました。 100kgの重量を1m浮かすエネルギーで約1000ジュールかな? ワット換算は、消費カロリー計算は、とか具体的な数字ちょっと今すぐわからないですが、羽ばたき飛行なら推進と揚力に換算されないパワーロスも大きいし、空気の抗力に耐えるだけで体力使うし、ワイバーンやドラゴンはものすごいエネルギーを消費するはずで、それをまかなう飼料代だけでもコスト甚大なのではないかと。 これを設定板いじらずに解決する考え方はたくさんあると思います。 (1)魔法。ワイバーンやドラゴンは魔法的生物で物理法則無視できる。 (2)擬似科学。プテラノドンはほとんどグライダーのような滑空飛行だったといいますし、そういう方向により進化してて意外とエネルギー効率はいい。実はこの説明が一番困難かも。 (3)論理解釈と推論。この場合の問題は、 A「コスト高そう」 B「料金安い」 の二命題が相反してるように見えることです。 petit図鑑から、Bは真であると確定しているから、ならAが間違っているという説明を(1)と(2)は試みているわけですが、仮にAもBも真であるとして考えを進めることもできます。 一つのものについて言われたふたつの命題が両立するなら、それは物事の部分理解でしょう。AとBを繋ぐ統一背景があるわけで、この二点が矛盾しないようにするには、 「ちゃんとコストは発生してるけど料金に含まれてない」 とすればいい。これは何を意味するか。 例えば一つの推理として、ワイバーンのお金は大部分国や共同体が負担してるんですな。税金で飛んでるの。 国営交通、インフラサービスなのあれ。そのうち高速道路みたいに無料化するの。でもそこは利権絡んででうまく話進まないんだろうな。 私はここに「ワイバーン便お父さん説」を高らかに提唱したいドン(机) ほかの説もいろいろ考えられると思います。あのまずいラーメン屋はなぜやっていけるのか、竿竹屋はなぜ潰れないのか、というようなことで、交通や物流もいろんな想像をかきたててくれます。 あとは揚げ足取りのような文言解釈として、銀貨二枚は初乗り料金で、飛んでる内にガバガバ上がる。 これはこれでおもしろいですね。降りる場所探してる内にメーター回ってはらはらしたり。 「運ちゃん、いいからはやくそこつけてよ」 「勘弁してくださいよお客さん、この辺ゴブリン多いんだから、下降したら木陰から射たれちゃいますよ」 なんて会話がなされてるのも、なかなか味のある情景でいいんじゃないかと思います。 馬鹿馬鹿しい話やりすぎて牛の話どこかいったじゃないか← まあそういう感じで。なにが。でぼちぼちイベントやってみようと思います♪ イベント名「ロング・ロング・ライダーズ」は牛追いものでなくジェシー・ジェイムス強盗団のウェスタン映画「ロング・ライダーズ」からです。あれライ・クーダーの音楽がよくってね、映像ソフト持ってないのにサントラCD買ったです。 没にした副案は「ハード・デイズ・ナイト」でした。ビートルズの曲ですね。 前者の方が看板として意味わかりやすくハッキリしてて、後者の方は迂遠で何のイベかわからんけど情緒的かな。 キャトルドライブは重労働です。 「今日の仕事はハードだったぜ」と、夜、野営地の焚き火を囲んで、疲労と満足とともに眠りにつく心象風景ですね。 back ×
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