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::シルフレイ開拓地方にて(ルトナ)

わかる方にはわかったかな、しろがね連山のリレー烽火台は、ロードオブザリング3王の帰還からぱくりです(笑)
私SEEでなく普通のコレクターズエディションしか持ってないのだけど、これだとチャプター14、原作の評論社文庫新版だと8巻の16ページにある、ゴンドールとローハンの間の七つの烽火台です。
ちょっと指輪オタ(というほど詳しくはないんやけど)な話になるけど、これ本についてる地図に定規あてて測ってみたら、ミナス・ティリスからエドラスまで、直線でも300マイルありました。
烽火はともかく、年表によるとセオデンらの軍がこの距離五日で行軍してるの。速くないかい? 一日60マイル、100km近くだと、ペレンノール野到着時は馬疲れちゃうし、輜重部隊は置き去りではと心配です。

まだあるんだ。
グルナとグララン達へのアジ演説も、黒門前アラゴルンの"But it is not this day!"のぱくりですテヘー。
あそこは他にもLotRからメインテーマ歌詞とか、滅びの山でサムがホビット庄を思い出す時の台詞とか、パール兄弟の歌詞、天空戦記シュラトED歌詞とか、ウィズ5のルーンの墓碑文、オウガのベルサリア女王の台詞、ブレードランナーのルトガー・ハウアーの台詞、キング牧師の演説、スタンド・バイ・ミーの歌詞、とかとか、半ばは意識せずにいろいろ入ってます。文言全部変えてますが。


ちょっと事前準備で理屈こねて吠えすぎて、マスタリングもプレイングも引き摺られさせてしまったのではないかと、申し訳な。あんなに全部拾わんでいいんですよ?と恐縮でした。

投げるだけ投げてGMや参加者様がどう使ってくださるか任せる、というPBMみたいだったかも結果的に。
当方のイメージとしては、重戦闘班が山道で300みたいに主戦線を支え、その隙に戦闘苦手Cや斥候や遊撃班が罠や通信の仕掛けを使うという、あくまで副次的なものだったけど、ちょっと烽火台のこととか重視されすぎた感ありますね。






そういえば、前項ではフライルー戦役はペルシア戦争に例えられるかもと言ったけど、バラバラの部族が連合して帝国に向かうという意味では、前50年代のガリア戦争もありますね。
あの場合はカエサルのローマ(共和制末期だからまだ帝国ではない)軍団がガリアやゲルマニアを転戦し、各地で結託しては蜂起するガリア人の反乱を鎮圧して回るわけですから、反対のようでもあるけど。

ちなみに今回ルトナが野戦築城してましたが、ローマ軍団も土木工兵術に長けていました。テルマエロマエでルシウスが温泉街を造った時も、マルクス・アウレリウスが連れてきた軍団兵を使ってたでしょ。
ガリア戦記の中にもたくさん堡塁や壕を作ったり、架橋して渡河したり、攻城では櫓をたてたり、移動小屋で投石や矢から身を守りながら近づいたりする場面が出てきます。
海に突き出た砂嘴や岬の先端に構えた城塞を攻めた時は、満潮には陸路がなくなったり、干潮には船が座礁するんですが、堤防作って海水遮断しちゃったりまでします。
アレシアの決戦では、ガリア連合軍の城塞のぐるりに土木工事をくわえ、全面を堡塁と濠で囲んでトゲトゲ植えたり。

この辺の戦術は、大規模ながら工夫が直感的にわかり易いですね、こうきたらこう、という感じで。矢に対しては壁を造る。壁があったら梯子をかける。剣に対しては盾を構える。盾に対してはピルムを投げる。海まで干上がらせるのはすごいけど。
戦術や兵器の発達というのは、おしなべてこういういたちごっこのスパイラルなのかもしれません。

ちなみにガリア戦記、古代ローマというと身構えちゃうかもですが、あれ文章平易ですぐ読めるから、興味おありのかたは軽く手出して大丈夫だと思います。難しいのはガリアの部族名だけ。






ペティットでは魔法がわりと誰でも手軽に使えるようで、魔法が安いと古代やダークエイジのような陣形戦は発達しない気がするので(密集陣形には範囲魔法が強すぎるので、現代みたいに全てが散兵になる)、タクティカルマスコンバットは難しそうと思ってましたが、しかしもしくは、さきに述べたように、騎兵突撃にはパイク兵、パイクを刈るには両手剣の決死隊、など戦術スパイラルから編み出された兵種じゃんけんがあるように、戦術研究の結果、攻撃魔法兵にはバリア兵やパトリオット兵などをあてるのかも。
投射型、放出型、炸裂型など攻撃魔法の発達にあわせた、反射、封印、無効化など防御術も軍拡競争的に発展していて、各部隊にはバリア兵が必ずいるのが兵法として常識になってたり、戦闘時開始直後に互いに全体マホカンタやマホステ張るのが当たり前とか。
なら魔法戦は膠着して意味ないので、物理で殴り合いしかないから、陣形戦もあるかもですね。

でも殴りしかないと研究されたら、物理反射にテトラカーンも発達してしまいますね。ギリメカラ召喚して前衛に並べるとか。
かくして両陣営にギリメカラとランダが延々並ぶ異様な戦場風景が、ファンタジーコンバットの最終形体ですよ(笑)
なんし触れたら物理反射で負け。先に相手から攻撃させないとだめで、わざとぶつからせるように肩ゆらして、互いに当たり屋が練り歩く戦場になるわけですよ。だいぶカオス。ギリメカラのアライメントLだけど←(笑)
 

2015.04.22 (Wed) 03:26
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