突っ込んだら負け




廊下にて奥村兄弟


「雪男っ、ちょっと待て!ほら、弁当!朝忘れてたろ!」
「え?あ、そうだった?ごめん。有り難う」
「ったく、たまにお馬鹿さんだよなー雪男は。兄ちゃんが居なかったら昼飯抜きだったぞ!忘れたらめっ!」
「怒ってる割には顔が嬉しそうだけど?」
「んっ?い、いや、別にそんなことは無い!断じてない!」
「はは〜ん。いつも忘れ物して自分が怒られるから、僕が忘れ物してちょっと嬉しかったんでしょ?」
「うっ…違う!絶対違う!絶対だからな!」
「分かったからムキにならないの。ほら、良い子だから」
「こらっ!髪の毛わしゃわしゃするなっ!」
「あはは、牙出して猫みたい。お手」
「猫はそんなのしない!…じゃなくて、俺だってしない!いや違うっ俺は猫じゃない!」
「はいはい。分かったよ」
「う〜、絶対馬鹿にしてる…」
「してないって」
「もう雪男なんか嫌いだ!」
「拗ねないの。アイス買ってあげるから」
「うっ、そうやっていつもゴリゴリ君でごまかす…」
「要らないの?」
「ぐっ…」
「2人で一緒に冷えたアイス食べるよね?」
「………うん」
「じゃ、一緒に買いに行こっか。」
「ぉうっ」


「やっぱり夏のアイスはうまうまだな!」
「そだね、美味しいね」
「うっ、でも頭キーンッてする」
「一気に食べるからだよ。ゆっくりうまうましなさい。とらないから」
「むー」
「口元に着いてるよ。こっち向いて。…はい、綺麗になった」
「さんきゅっ。あ、雪男、今日の晩飯何が食べたい?」
「そうだな、あっさりと日本食が良いかな」
「了解!雪男の好きなもん一杯作るからな!」
「うん、楽しみにしとくよ」
「だから、後で風呂上がりのアイス買って良い?」
「うーん、しょうがないなぁ」
「よっしゃ!あ、じゃあ風呂の中で食べようぜ?」
「そうだね、たまにはいいかも。温泉の元でも買おうか」
「温泉気分面白そうだな!ふふん♪おっふろでアイス♪ゆっきおとアイス♪♪」
「も〜。兄さんは気が早いなぁ」
「へへっ」



「…おぃ、何やあの二人。何であないに至近距離で歩いとるんや。手でも繋ぎそうな勢いやないか」
「坊…突っ込んだらあきません。大火傷しまっせ」
「というか、うまうまって何や。風呂一緒に入っとんのか?猫みたいって何やねん。好きなもの一杯って何なんや!ここは神聖な学校やぞ!?」
「…だから、突っ込んだら負けなんですって…坊。…ははは…は…はぁ…」




擬音を使って〜と、素敵なリクエストを頂いたんですが、ただのイチャイチャじゃねぇかこれ。大変申し訳ございませんm(_ _)m
文才ってなにそれ美味しいの。
どうぞ、生ぬるい目で許してやってください(礼)
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